プロフィール
「さすけっちょ」から「けっちょ」に改名しました。
改名…てか短縮???
☆根ッからのアニヲタ・漫画ヲタ。うっすい本も好物です。性別は一応♀ですが、中身はオッサンです。
☆猫馬鹿。現在はライ(♂)の母。
☆好きなアニメ…グレンラガン・ノエイン・まりんとメラン・モノノ怪・カウボーイビバップ・トライガン・レジェンズ 他にも色々色々
☆好物…獣人・妖怪(半妖含む)・赤目・筋肉・オヤジ・尻・乳・年齢差カップル(おねショタ含む)
☆ときどき懐かしアニメの版権モン描いてます
☆その他…現在はibis paintのみで描いてます。
落書きが多いですが、生暖かい目で見て下さい。
楽しい事に貪欲なので、オフ会コミュと、昭和の会の管理人もやってます。皆さん、お気軽に参加してくださいね。
※ コメントのお返事はなるべく早く書くように心懸けておりますが、多忙な時等は遅れる事があります。ご容赦ください。
また、返信に困るようなコメントはそのままスルーする場合もあります。ごめんなさい。
このイラストが添付された日記
心がザワザワする… (追記あります)
「ざわざわ森のがんこちゃん〜エピソード0〜」
を、ようやく観ました。
想像以上にハードだった…
ここから盛大にネタバレになるので、これから観る予定の方は回れ右してね
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あらすじ
学校の大掃除の日、地下室の片付けのお手伝いをする事になったがんこちゃん。(ここはかつて人間達のゴミ捨て場でした)
そこに捨てられていた大きな柱時計の文字盤に、何か貼られているのに気づきます。
それは自分と、もう一人見たことのない生き物(人間の少女ですが、がんこちゃんは人間を見たことが無いので、分かりません)が一緒に写っている古い写真でした。
不思議に思ったがんこちゃんがそれを剥がそうとすると、時計の文字盤がグルグル回り出し、がんこちゃんは光とともに時計の中に吸い込まれてしまいます。(よくある時計型タイムマシーンですね)
着いた所は、がんこちゃん位の年齢の両親がいる世界でした。(無論、お互い相手の正体を知りません)
そこで、いきなり道徳番組らしく
「岩石パンは仲良く半分こね」
みたいなやり取りがあったりします。
いきなり人の家に来て、一個丸々岩石パンを盗み食いしたお前が言うな!って言うツッコミは無いのか?
ともあれ、がんこちゃんは再びタイムマシーンに吸い込まれます。
次に着いた場所は、砂漠の真ん中でした。
そこで、巨大な砂漠の怪物に襲われている人間の兄妹に出会います。
がんこちゃんは、自慢の怪力で怪物を投げ飛ばし、二人を助けます。
兄妹はシン、スイと名乗ります。
お腹がすいた、と言うがんこちゃんを、二人は自宅に招きます。
(ついさっき岩石パン食ったじゃん!)
そこはいかにも未来的な、ドーム型のお家でした。
「お母さんは少し前から行方不明。お父さんは水を探しに行っている。」
と言うシン君。
身の回りの事は、家事ロボットが全てやってくれるので、子どもだけでも生活に不自由はないそうです。
家事ロボットが、水色のキューブ型の物を運んできます。
これが彼らの普段の食事です。
キューブには必要な栄養素が入ってるんだそうです。
「不味くはないんだけど…。何だかつまらないね」
ご馳走になっといて、ひでぇ言い草だな、と言うツッコミは無しで、
がんこちゃんは、
「そうだ!私がサボテンの天ぷらを作ってあげるよ!」
と言って、心配する二人を家に残し、外に飛び出して行きます。
しばらくして、両手一杯のサボテンを持ち帰ったがんこちゃんは、家事ロボットに
「これで天ぷらを作って。」
と渡します。お前が作るんじゃ無いのか!
家事ロボットは、早速サボテンの天ぷらを作ります。
小麦とか油はあるんだね、と言うツッコミは…以下略。
天ぷらを食べた兄妹、
「美味しいーー!!こんなに美味しいの初めて!!」
と大絶賛。
「食べるっていうのは、楽しい事なんだね!!」
さりげなく食育もしてくるあたり、さすが道徳番組ですね。
ここで初めて、妹のスイちゃんが笑います。
スイちゃんは、幼い頃から「ケンカをする事はいけないから」と厳しく躾けられ、感情を表に出さない子だったんだそうです。
ケンカをする→争いになる→戦争が起こってしまった
って言う暗示かな。そこは詳しく語られません。
兄妹と両親だけの世界で、その躾に意味あんの?と思いますが。
「私のいる所じゃ、お友達と泣いたり笑ったりケンカしたりして、暮らしてるんだよ。」
と、楽しげに語るがんこちゃん。
そうやって互いを思いやったり通じ合ったりして、心が成長できるんだって事が言いたいんでしょうが、
だからここには兄妹以外人間が居ないんだってば!
夜、三人で並んでベッドで寝ます。
スイちゃんはお兄ちゃんに子守唄をねだります。
シン君の声は、お父さんに似ていて安心するんだそうです。
請われて歌うシン君。
実は、中の人は鈴木福君です。
小さい頃、滑舌悪くて何言ってんだかよく分からなかったけど、普通に上手いです。歌も。
大きくなったね…。
それはどうでもいい。
翌日、朝早く目が覚めたスイちゃん。
がんこちゃんとサボテンを取りに行って、朝ごはんはお兄ちゃんにまたサボテンの天ぷらを作ってあげたいと言います。
作るのは家事ロボットだけどな。
朝から天ぷらとか…おばちゃん胸やけしそうですが、それはどうでもいい。
「また砂漠の怪物が襲って来たら…」
と心配するシン君ですが、がんこちゃんと一緒だから大丈夫!と言うスイちゃんに根負けして、外出を許します。
「バイバイ…スイ。」
静かに笑って手を振るシン君に、もうフラグ立ちまくりで、嫌な予感しかしません。
がんこちゃんの案内で、サボテンを見つけたスイちゃんは大喜び。
記念に写真を撮ろう、と言います。
これが例の写真ですね。伏線回収です。
その頃、二人のお父さんは、水を求めてざわざわ森の近くまで来ていました。
そこには河童さんの姿が。こいつこの頃から生きてたのか。
お父さんは、「ここにはこんなに豊かな水がある…。これで子どもたちは生きて行ける…」
と言いながら、力尽き、目を閉じます。
サラサラ…と言う砂の音。
家に戻ったスイちゃんとがんこちゃん。
そこにシン君の姿はありません。
ベッドの上には大量の砂が積もっています。
家事ロボットは「オカアサンガ、ムカエニキタ」
と言います。
「そう言えばお母さんが居なくなった時も、家の中が砂だらけだった…」
うわあああああ!!
家事ロボットが砂をテキパキと箒で掃いているのがメチャクチャシュールです。
その姿を見たがんこちゃん。
「そう言えば私、掃除の途中で出て来ちゃったんだー!」
……。オイ。
部屋の隅にあった柱時計が動き出します。
スイちゃんも一緒に行かない?と誘うがんこちゃんに、スイちゃんは
「ううん。私はここでお父さんとお兄ちゃんを待ってる。」
と告げます。
いつか、また会おうね、ざわざわ森に遊びに行くね、と約束をして。
無事現実世界に戻ったがんこちゃん。
みんなに今までの大冒険を話します。
「早く遊びに来てね〜〜!!」
と夕日に向かって叫ぶがんこちゃんの足元で、その声に応えるかのように砂が舞い上がります。
その砂が鼻に入って大きなくしゃみをするがんこちゃん。
「もう。がんこちゃんったら〜」
「ゴメンゴメン〜〜!」
「アハハハハ」
終わり
ざっとこんな感じです。
セリフとか違ってるかもですが、大体の雰囲気で読んで下さい。
あらすじ書いたらものすごく疲れたので、後で追記します。
小休止。
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《ここから追記》
すいません。お風呂入ってました。
あらすじだけでメッチャ長文になってしまった…Σ(゚д゚lll)
ここまで読んで下さってありがとうございます。
以下、私の感想等。
30分足らずの番組でギャグ交えてサラッとやってくれちゃってるけど、ものすごく闇が深いよ。深すぎるよ。
人間は何故滅んだのか…。っていうのをもっと掘り下げるのかと思ったら、戦争が起きたその後の世界の話だった。
人類最後の生き残り兄妹の話。
この兄妹がまたホントに儚げで…。
清潔感溢れる全身白のコーディネートとか、悲しい程優しいお兄ちゃんの妹への愛情とか。いい兄妹でした。
スイちゃんが、がんこちゃんと同年齢位と推定して、
シン君10〜11歳
スイちゃん6〜7歳
って感じですかね。
あの砂漠の怪物の正体は何なのか。
あれを見て、「イドの怪物」を思い出した私は歳がバレバレ。
(イドの怪物とは、人の潜在意識が具現化したもの。「禁断の惑星」って言うSF映画が有名です。かなーり古いSFだけど。)
もしかすると大勢の人間の意識の集合体??うーん。
それとも人間が作り出した戦闘用モンスターなのかな。
恐竜とか、河童とか、遺伝子操作して知能の高い動物とかがいる世界だしね。
お母さんやシン君が死んだ(と思われる)後、砂になってしまうのは、人を砂に変えてしまう生物兵器か何かなのかな。
「オカアサンガ ムカエニキタ」
って言うロボットの言葉を信じれば(ロボット嘘つかない)、お母さんの残留思念が、死んで砂となってもなお母の姿を模して、シン君の所にやって来たのかな。うわぁ、すごく悲しい。
河童さんが「最近森の周りに砂が増えた」みたいな事を言っているので、あの砂漠の砂は、人間の成れの果てとも考えられる。
砂漠化は、人間の環境破壊のせいかと思ってたんだけど、そうなるとまた怖い話だわ。
副題が「さばくのひみつ」だから、ただの砂漠じゃないんだろうな…。
がんこちゃんと別れた後の、スイちゃんの運命を考えるとものすごく悲しくて辛い。
彼女は父の死も知らず、兄ももしかしたらお母さんと一緒に帰ってくるかもと信じて、これからここでひとりぼっちで生きていく。
がんこちゃんという初めての友達が出来て、楽しい経験をしたほんのひと時の幸せの後のこの孤独。
おそらく遠からず彼女も砂になってしまう運命なんだろうけれど。
どんな気持ちであの写真を貼ったんだろう。
行ってみたいと願ったざわざわ森や、恐竜の友達に想いを馳せて。
また時計を通って来てくれるかもと期待を込めて。
がんこちゃんがもう少し聡明で思慮深い子だったら、もう一度戻って無理やりにでもスイちゃんだけでも連れて来れば…とかあれこれ考えてしまいました。
がんこちゃんが明るいだけにその対比がツライ…。
う〜〜ん
この感じ、藤子F不二雄大先生の、SF短編集とか、星新一のブラックな短編を読んだ後に似てる。
淡々と、あっさりとした流れで、突然突き離される感じ。
嫌いじゃ無い。むしろ好きだけど…。
それをがんこちゃんでやるのか!?
エンディング後、能天気に
「がんこちゃん、アニメ始まるよー!!」
とか告知されてもなぁ〜〜。
これ、NHKのどこかのホールでやったみたいだけど、会場に来てた親子、どう思ったんだろうなぁ。
私だったら
「お気楽に来て見たら、えらいもんを見せられた…」
って頭抱えそう。
幼少期にこんなん見たら、軽くトラウマになりそうだわ…。
うん。面白かったけどね。
大晦日にやるもんじゃ無いよね。