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モンスターAM
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モンスターAMです。
ハイブリッド絵描きです。
時々、文章だけになったり、イラストだけになったりしますが、
よろしくお願いします。
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2009-12-20 15:24
年賀状図案.2
えー、ここで公開しているのは、
届く可能性のある画像は外しています。
今年は手描きと印刷を混ぜているので。
今回は岩手にお住まいのイラストレーター
さんに当てた一枚です。無謀にも
プロにアマが挑戦しかけたんですが^^
まあ笑って見過ごしてください^^
2009-12-19 11:57
年賀図案.1
今年は無謀にも手描きを混ぜてしまった年賀状。
それを「本人に届く前に」小出ししていこうという
企画です。ここでしかやりません(だって他では見られている
可能性大だから)。
第一弾はがむしゃらプロレスのエース
JOKER選手です。
2009-12-18 22:16
ぼちぼち描いています^^
年賀状に追われて公開する暇がなかっただけで...
今後ぼちぼちあげていきます。一応描いているので^^
2009-12-13 06:14
今年最後のプロレス観戦
いよいよ来てしまいました。
本日はじめてDDTプロレスを見ます。
アメブロで知り合いになった谷口選手に
チケットおさえていただいて、スターレーン
いってきます。
これで当分プロレスは見られません。
というか映画館にもしばらく行けそうにないです。
いろいろやりたいことがあって...
来年から始動するためです。
まだいえませんけど...
とりあえず、今年最後のプロレス観戦、
精一杯楽しんできます。
2009-12-10 22:09
SOUL RED 松田優作
09年12月10日鑑賞。
09年350本目。
ついにこの日が来た。
実は松田優作先輩の映画をスクリーンでみるのはこれが初。
不肖の後輩で申し訳ないが、事実は事実。物心ついたときにはもう先輩は雲の上の方だったし、テレビで見て「あ、この人が同じ学校の先輩なんだ」という事実は知っていても、ピンとこなかったというのが正直言ってある。先輩の生まれ育った今浦というのは、当然ながら学校の校区内だったので、子供の頃の遊び場であった。だけど、実は先輩の生家があった場所は知らない。いや、知らないうちに近くを通っている確率は高い(そのくらい今浦の隅々まで知っている)のだが、かつて特集されたテレビで見たときは既に更地になっていたのは確認している。
だからかもしれないけど、あまりに遠すぎる存在だったので、松田優作フリークが熱くなればなるほど、逆に冷めた目で見ていたというのはある。そして、この映画もそんな松田優作フリークが作ったフリークのための映画かと思っていた。だけど、確かにそういう部分はあるにせよ(なかったらこういうドキュメント形式の作品は成り立たない) 監督は松田優作直撃世代の方ではないそうだし、プロデューサーの松田美由紀さんもそういう線は外して考えたとパンフに書いてあった。
これはやはり松田優作の主演作でいいと思う。
生きているとか死んでいるとかそう言うことを超越した存在になっている松田優作という人が、残してきた軌跡をふりかえるのではなくて、過去の作品が未だに光を放って、我々の心に突き刺さってくるそれは、まぎれもなく魂が語っているとしかいいようがない。そのくらいフイルムに焼き付けられた松田優作先輩の表情は常軌を逸していて、ある意味狂っているとしか言いようのない演技は、多くの模倣を生んでも、誰一人としてあの高見に達したものがいないほどハイレベルなものである。それは闘う人の目であり、狂い人の目である。それは共演者を、カメラを、その向こうの観客をみているようでさらにその先の何かをにらみつけているかのようである。たぶん私が知る限りこんな目をした人は、松田優作と現役バリバリの頃のアントニオ猪木しかいないと思う。両者に共通項は全くないのだが、そうとしか表現できない。
劇中で松田優作さんの仕事に対する姿勢についても触れられていたが、印象に残ったのは、暴力に対する表現を、直接的な表現ではなくて、内なる暴力を描きたいという希望があったようで、その構想はアクションスタートして華々しくスタートした当初から既に頭の中に存在していたらしいということ。これは驚嘆に値する。つまりはこれ想像でしかないがジーパン刑事を演じていたときに既に「ブラック.レイン」で演じた佐藤というキャラクターの像が優作さんには見えていたのではないだろうか。そうとしか思えない。そしてCMに対してもものすごいこだわりと情熱を持って取り組んでいたそうで、鏡に向かって一人語りするギャッツビーの有名なコマーシャルも全部映画と地続きだったというからたいしたものだと思う。未だ鮮烈に焼き付いているのは繰り返し繰り返し流されていたコマーシャルでの印象があまりに鮮烈すぎたというのもあるのかもしれないなと思った。
最後に松田兄弟の父親像が本人たちの口から明らかにされているのだが、「一回もオヤジの事でぶれた話しを聞いたことがない」というのは強烈に印象に残った。「ああ、松田優作という人はやはり想像以上に凄い人だった」と言うことがこの一言でわかる。
森田芳光監督が「優作はいろんな人に対してだめ出しをすると思う」というのは、今なお松田優作が他人に対しても自分に対しても「怖い人」であり続けた、裏を返せば厳しかったという何よりの証拠だろう。そして、それが絶対的な「父性」として映画では表現されている。そう、松田優作という人は自分を厳しく律する代わりに他人をも厳しく叱責した。それは時に暴力という形で出て行ったかもしれないけど、それはまさに昔の頑固オヤジそのものではないか。ちょっと道に外れたことや、ずるがしこくなまけていたりしようものなら、怒声と共に一喝される恐怖。それはまさに昔の父親が持っていた「父性」であり、男の根幹であるように思う。すべての男たちに対して、いや、すべての人達にとって松田優作という人は絶対的な父親であり、その姿勢を死んでなお示し続けていることで、「おまえら、気ぃぬいていねぇか?あん?」という、あの独特の鋭い口調で、我々ににらみをきかせてくれる人なのだ。だから、今なお信者が存在し続けるし、新しいフリークを生み出している。
しかし、2009年という年は松田優作さんの没後20年であると同時に田中絹代さんの生誕100周年でもあった。下関を代表するふたりの映画人が奇しくも同じ年に語られると言うことはそうそう例のないことである。しかし、田中絹代さんには市の肝いりで記念館が作られるのに、松田優作さんには未だそんな話すら聞いたことがない。在日という出自がどうとかいう問題でもなかろうに、と最初は憤っていた。実際映画公開も全国に先駆けて言うならわかるが、ずっと遅れての公開である。
だが、田中絹代さんと松田優作さんでは下関に対する受け止め方も違っていたようだ。テレビなどで語られる優作さんの故郷の街は暗く、すさんでいて、一刻も早くこんなところから抜け出したいという具合に描かれていた。実際はそんな悪い街ではないのに...とは思っていたものの、今考えると優作さん世代の人達の時代にはまだ相当な差別もあったんだろうと思う。それを一切公にしないままなくなられたので、本当のところは知るよしもないが、少なくとも下関は出て行く場所であり、帰ってくる場所ではなかったように思う。田中絹代さんが自らの墓を下関に建てたのとは対照的に、優作さんのお骨は散骨されて荼毘に付されている。ただ、やはり優作さんがどう思おうと、下関出身という事実は消しようがないものだし、確かに下関ではとどまらない器であったという事であるにしても、やはり在日とか言う前に下関人であったという事は紛れもない事実である。
記念館が出来るとかできないとかはもう小さな問題でしかない。松田優作さんという雲の上の人を先輩に持った縁として、先輩の魂を継いで、後生に語っていかねばならない、そう思うようになった。
映画を見終わって、どうしても優作さんの生まれた生家の近くまでいってみたくなり、雨の降る中、傘もささずに徒歩で今浦まで行った。映画館からはものの10分とかからないところである。残念ながら雨脚が強くなってきたので生家のあった場所の近くまではいけなかったが、昔ながらのたたずまいに、なんか「ブラック.レイン」の一場面のような雰囲気を感じた。実際はそんなロマンチックなものでもないのだけど^^
まあ、朝日新聞の夕刊でも取り上げられたりして、気運は高まっていると思うので、是非とも地元で、松田優作さんを後生に語る人が一人でも多くなることを願ってやまない。そして記念館を作るなら東京ではなく、やはり下関にしてほしいというのが偽らざる気持ちである。
2009-12-09 20:47
バースデイカード
マイミクさんのお一人が今月20日誕生日だというので
お祝いのイラスト描きました。鉄道ヲタなので、999。
安易ですが、これしか知識ないもので...
メーテルの服の色が違うのは、クリスマスバージョンという
ことで...
2009-12-06 11:35
ロボットアニメ大鑑
というCDを聞きまくりの毎日です。
セットで買った「サンライズ.ロボットアニメ大鑑」の
中には当然「ザブングル」も入っていて、
久々に描きたくなって描いてしまいました。
ジロン.アモスは男でござる!!
ティンプも描いてみたいなあ^^
懐かしい^^
2009-12-03 20:51
何となくいそうな感じの
マスクマンを作ってみました。
ええ^^パクリじゃないですよ。
似た人がいても気にしない^^
2009-11-30 12:46
プロレス居酒屋がむしゃら周年祭!!がむしゃら大感謝祭’09~10周年目だバカヤロー!!~観戦記.後編
前半5試合終わったところでで休憩。
ここまででもうおなかいっぱいなんだけど、
まだあるの?って感じ。
なんということか...カメラの
バッテリーがここで切れてしまった。
ペース配分もへったくれもない撮影が
災いしてしまった。ここで既に19時半過ぎ。
まだ4試合あるぞ...大丈夫なのか?
体中が痛くなり始めていた。
見ると若手勢が最近滅多に見なくなった
リング調整をしている。リングの掃除も
していて、これはなかなか好感がもてた。
今はメジャーでも余りやらなくなってきた
ものね...商売道具なんだから大事に
して当然なのに。
第6試合 スペシャルマッチPART1ノータッチルール
30分一本勝負
●谷口勇武(華☆激).旭志織(K-DOJO)対
○めんたいキッド(九州プロレス).MIKAMI(DDT)
ここから二試合は、ほぼプロレス一本で
食べている人達の試合が続いた。
まあ、しかしあきれるほど豪華な顔ぶれである。
といってもめんたいキッドは全く知らなかった
んだけど、これがとんでもない実力者!!
難易度の高い技もすいすいこなし、
このメンツの中で一番目立っていた。
後で聞いたらどうも他団体の練習生かなんかを
やっていたらしい。以前はどこにいたのだろうか?
こんな逸材が眠っているとは、九州プロレス、
恐るべしである。MIKAMIもラダー持参で、
自前の興業でもないのに、律儀にはしごを
使いこなし、いつも以上のファイトを心がけて
いた。見上げたプロ根性である。
はっきりいっちゃうとあまりに試合がめまぐるし
すぎて、ケータイでも追いつかないくらいの
ド迫力の試合展開だったため、ぶっちゃけ
バッテリーが持っていても、試合は撮れなかった
と思う。そのくらいのめり込んで試合を見ていた。
とにかく繰り出される技に対して単純に
「おおー」「すげー」「うわー」といって
いればいいんだから、本当に楽である。
何も考えさせる余地を与えないプロレス
というのもなくてはならないものなんじゃ
ないかな?っていうかプロレスって元々
そう言うものだったはずだし。
谷口も地元のテリトリーで負け役を引き受けた
というのは勇気がいったとおもうが
(ましてや普段交わることの絶対ない
九州プロレスとの対抗戦である)、よく
耐え抜いたし、はっきりいってホームリング
よりいい試合をしていた。
ここまでできるとは夢にも思わなかった。
こうして普段ない面まで見せてくれたと
いうのは、ここまでの興業に対して、
相当な危機感を持って望んだ証拠だと思う。
第7試合 スペシャルマッチPART2
30分一本勝負
●久保希望(華☆激).澤宗紀(バトラーツ).
関本大介(大日本)
対 ○田中純二(九州プロレス).HARASHIMA
(DDT).真霜拳號(K-DOJO)
なんだ、この顔合わせは!!
これがセミ前なんてうそだろうという顔合わせ
である。とにかく団体のエース格が一堂に
会している信じられないタッグ戦は、
真霜組の急襲からスタート。とにかくここから
約20分、選手が全く止まらないのだ。
展開を追うだけでとにかく唖然呆然の連続。
とにかく目を見張ったのは、体の厚みとオーラ。
こればかりは潤沢な練習環境と豊富な試合
経験がなくてはどうにもならない。
つまりは自分の持っているものすべてを
出し切らないと、兼業レスラーに食われて
しまうという危機感の裏返しではなかったか
と思う。自前の興業でもないし、ゲストなんだ
から顔だけ見せておしまいですよ、
なんてことをしてもよさそうなものなのに、
みんな手抜きどころかとにかく必死。
形相からして違うのだ。圧巻だったのは、
関本が真霜の渾身のミドルキックを二の腕で
受けてしまったこと。しかもそれではね返す
有様。これは凄かった。リングサイド一列目で
見ていて良かった。とにかくものすごい迫力なのだ。
そしてぶっこ抜きジャーマンにアルゼンチン...
そうまさにこれはバチバチだった。
バトラーツ出身者(田中と澤)がいたから
こうなったというわけではなかろうが、
キャラも普段やっているスタイルも一切忘れて
ただのレスラーとして、内容だけで勝負して
いった彼らには尊敬の念すら抱いた。
間違いなく今年見た中ではベストバウトである。
この後、セミとメインが控えているというのに、
それすらおかまいなしにひたすら撃ち合い、
受け合いをただひたすらに繰り返した
6人には賞賛の拍手を送るしかなかった。
とにかくこの試合でのどがかれてしまい、
声が出にくくなってしまった。
今こうして振り返っている現在も
のどが痛い。そのくらい凄かったのだ。
何度も言うがこの6人は本当に凄い。
凄すぎる。そして久保!あんたはよくやった。
普段小さい華☆激の中ではヘビー級の
役回りを引き受けている彼だけど、この日は
自分より体格のある相手に対して一歩も
引かないファイトを見せてくれた。
たぶん限界ギリギリまで自分を追い込むこと
の出来るファイトが出来て完全燃焼できたのでは
ないかと思う。試合後はノーサイドで、
帰り際澤がふざけて田中のふんどしを
ぎゅっとあげて、田中が悶絶するという一幕を
のぞけば^^ただ、ただひたすらに
「激しいプロレス」(NOTカウント2.9プロレス)
を見せてくれた。みんなありがとう!!
私はあなたたちに会えて幸せですっ!!
プロレスファンでいて良かった!!
本当に本当にありがとう!!
第8試合 GWAタッグチャンピオン決定戦!!
60分一本勝負
●マイケル.ジェロニモ.ニコラス今中ジョリー
対 ○ブルート健介.マスクド.PT
ROC組がタッグ王座戴冠
さあ、前の試合の興奮冷めやらぬ内に
はじまってしまったタイトルマッチ。
どうやっても前の試合は超えられそうに
ないのに、どうするんだ?がむプロ...
と思っていたら、ここに持ってきたのは、
いつもの興業でやっているらしい、
正規軍対ROCの因縁抗争。ストーリー性のある
この抗争劇ははじめて見るものにもわかり
やすい演出が施されていた。
ブルート健介は普段、全日本などの会場
で見かけるときはただの、体格のいい、
切符をさばいてくれる関係者という感じで、
オーラも何もないのだが、この日見た彼は
全然違っていた。やはり彼はプロレスラー
だったのだ。特に背丈が大きいわけでもないが、
体の厚みは半端無い。そして受けるときは
しっかり胸を出して受ける。これが絵に
ならないとただのおっさんなのだが、
そこが大きく違うところ。
だから、技は基本的なムーブばかりなのに、
どれも説得力があって、なおかつヒールとしての
すごみも加わっているから、迫力十分。
背丈は私より小さい(というか全員そうなん
だけど)けれど、リング上では大きく見えた。
これもプロレスラーとしての必要最低条件を
兼ね備えていた。
試合は正規軍ジェロニモがニコラスを
裏切っての、まさかのヒールターン。
会場大ブーイング。といっても事前にこれは
試合開始前に懇切丁寧な説明があったので、
予定通りといえばそれまだなんだけど、
前の二試合が凄すぎて、観客の誰しもが
そういうストーリーが用意されていることを
忘れ去ってしまっていた。
もしここまで計算してこのマッチメークを
したとしたらこれは相当頭の切れる人が
いるに違いない。
いや、恐れ入りました。
あれだけの熱戦の後にまた観客の視線を
がむプロに戻したというのも凄い。
これは全員一致で取り組んだチームワーク
のたまものでしょう。
第9試合 GWAヘビー級選手権試合!!
60分一本勝負。
●王者.JOKER 対 ○挑戦者.SMITH
SMITHが新王者に。
前の試合もそうだったが、がむプロの
ベテラン選手はオリジナルムーブや必殺技も
持っている。この二人にもオリジナルムーブ
があって、ジョーカーは腕に決める
ドラゴンスクリューや、変形のスイングDDT、
スミスにはこれまた変形のエクスプロイダー
(メディコさんの話によると、彼本人が
「あれはエクスプロイダー」といっていた
そうだ)を使っていた。そしてこの二人は
何よりオリジナルのキャラクターを持っていた
と言うこと。あえて似ているところを探せば
ないことはないけど、ROCのスミスは黒の、
正規軍のジョーカーは白のコスチュームで
見た目にもわかりやすい。ところが入場は
ジョーカーの方がヒールっぽくて、スミスは
マグナムばり?(それは言い過ぎだけど^^)の
ダンス付き入場とスタイルは正反対。
この試合には前の試合の流れをくんで
前半ROCがやりたい放題に介入して、試合を
むちゃくちゃにしていたのだが、スミスが
「正々堂々とやらしてくれ」と懇願。
憮然とした感じでROCが引き上げていった、
そこからが本当にこの試合の凄いところ
だった。とにかく腕なら腕、足なら足の
一点攻めを両者がセオリー通りにきちんと
展開していたのだ。
まさにオールド.ファッション.プロレスリング!!
試合前メディコさんに「いわゆるフツーの
プロレスは期待しない方がいいですよ」と
釘を刺されていたものだから、よもやの
展開にうれしい悲鳴。
まさか、社会人プロレスでこんな
オーソドックスなプロレスらしいプロレスの
攻防が見られるなんて思っても見なかった。
そしてこの二人がこんなに出来る選手だ
なんて知らなかった。特にスミスは、
はっきりいってプロレス一本で食べて
いけなければおかしいくらいの人材である。
そのくらい徹底的にオーソドックスな、
そしてそれでいて洗練されたムーブには
息をのまされた。まさに一進一退でこれほど
試合にのめり込めようとは、誰が事前に
想像していたであろう。
そしてこれだけ熱狂的な小倉北体育館を
見たのは、たぶんセカプロの旗揚げ以来では
ないだろうか?
試合前に菊タローがマイクで「ここは
選手間でも沸かない会場って有名なんですよ」
とこぼしていたが、ここが小倉北ということ
自体も忘れていた。とにかくタイトルマッチに
ふさわしい試合だった。
これが出来るんだから、全国どこへ出しても
恥ずかしくないレベルだと思う。
プロレス一本で食べているであろう選手たちに
危機感を持たせたのだから、それは本物である
何よりの証だろう。だてに10年は活動して
いないのである。それを思い知らされた。
浮き雲のように現れては消える、北九州の
プロレス文化の灯はここが灯し続けていたんだ
なあという気持ちと同時に、
「ああ、この10年間を共に体感したかった」と
言う無念もかみしめねばならなくなってしまった。
とにかくこれは文句なしのベストバウトである。
「いや、一つの興業にベストがふたつは
おかしいやろ!」そこのあなた!
この試合を見てから言ってほしいですね。
名もなき戦士たちの、プロレスLOVEがここまで
詰まった試合に誰が甲乙つけられましょうか?
試合はどっちが勝っても納得のいく攻防の末、
スミスが勝利してヘビー級タイトルは移動。
ここでROCが出てきて、自分たちのヒーローに
祝福するものの、スミスがマイクをとって
語りはじめた。曰く「自分は6年前がむプロに
入ってきて、いきなり靱帯断裂、ヘルニアにも
なり、ヒールにもなった。でもベルトをとり
ました!ジョーカー、あんた強かったよ」と、
前王者をたたえ、そして「いままでどうも
お世話になりました」とこれまたまさかの
ベビー転向を宣言!仲間を呼び寄せると用意
していたおそろいのはっぴを着て
「がむスターズ」(当然元ネタはドリフ)の
結成を発表。これに激怒したROC総帥の
ドン.タッカーが「次回、4月25日の大会で
おまえをたたきのめしてやる」と鬼も笑わない
くらい気の早ーーーーーーーーーーーい抹殺宣言
をして、退散。
「これからは明るくて楽しいプロレスを
していきたいと思います」とスミスのマイクで
ハッピーエンド。興業は締めくくられたのであった。
試合終了後、撤収はヒール.ベビー共に
ノーサイドで手伝っていた。終了時間はなんと
21時半過ぎ。驚くべき事に5時間強の
超大興業であった。会場賃貸料やゲストへの
ギャラも考えたら、チケットが前売り
(しかも有名プレイガイドには一切置いていない)
だけというのは無謀にもほどがある。
しかし口コミと、手売りだけでリピーターを
徐々に増やしてここまで大きくしてきたという
事実に対しては素直に賞賛したい。
試合終了後にはスミスとめんたいキッドから
サインをもらった。めんたいキッドは一人で
九州プロレスのブースにいて、グッズを
売っていたのだが、何も買わない私のような
ファンにも快くサインしてくれ、自ら両手で
握手までしてくれた。本当にいい人である。
そしてスミスにサインを求めると、
周りの関係者たちから「おおーっ」と
どよめきが。はっぴを着たままの新王者は、
ものすごい好青年で照れながらサインして
くれ「明日からまたサラリーマンに戻ります。
一生懸命練習しますのでまた見に来て
ください」と握手までしてくれた。
こちらもいい人だった。
全体的に言えることは、素人が陥りがちな、
いい格好をリングで見せたいだけの
プロレスをしたいのではなくて、基本的な
練習からリングを組んだり撤収したり、
そう言ったことまで含めてのすべてに対しての
プロレスLOVEにあふれていた興業だったと思う。
たぶん興業も好きなんだろうけど、
普段の練習の方も大好きな練習の虫ばかり
なんじゃないかと思う。そして基本的に
みんなまじめ。
後、お子さんに対しての配慮も、
プロレス教室だけでなくて、会場隅に
色とりどりの風船を置いたりと、気配りも
半端無かった。子供が飽きずに声援を送って
いたというのは、何も関係者や知人や身内
だからというわけではないと思う。
今のプロレスが忘れ去ってしまっている
大切なものを、がむプロはかたくなに
守り続けて来たんだと思う。それが積もり
積もっての10周年。これはとてつもなく
重く、尊いものであるといっていい。
だが、最後に一言だけ。やはりプレイガイド
販売や当日券販売はしましょうよ。
よくいえば手作り感いっぱいのアットホームな、
暖かいお客さんばかりが集められるけど、
悪く言えば一見さんの目には触れることなく、
厳しい視線なしで若手が温室育ちになって
しまう可能性は十分にある。
あえていってしまえば学芸会の発表会を
金取ってやっているといわれても仕方ない
ところもある(それにしてはサービスし過ぎ
だけど^^)。
いや、なんでここまでいうかというと、
興業=発表会にしては、プロの団体としては
ダメだと思うのだ。金の取れる練習を積み重ねて
きたのであれば、それに対する対価は要求して
当然だし、それがプロフェッショナルだと思う。
社会人の片手間というにはあまりに熱心
すぎるし、全国レベルの実力も各選手が
持っているのだから、もっといい意味で
欲を出して、どんどん自己アピールをして
いってほしい。身の丈経営というにはあまり
にも無茶しすぎな興業だったけど、各団体の
代表どころを快くゲスト参加させてくれるほど
信頼関係もあるのだから、北九州をしょって
全国に羽ばたくくらいのつもりで興業数も
増やしてほしい。選手の派遣も増やすべきだ。
試合だけでは食っていけないというのは、
昨今どの団体も同じような事情を抱えている
のだから、条件は同じである。
仕事とのかねあいは大変だと思うけど、
大きな期待を寄せても大丈夫だと言うことが
わかったので、安心しておすすめも出来る。
これは文句なしにがむプロ、恐るべし!と
いっておこう。いつかは居酒屋がむしゃらにも
訪れてみたいものである。
アルコールは抜きでね^^
たっぷりプロレスについて語り合いたい
ものである。リングには上がれないけど、
そっちなら堂々と闘えるので^^
いつか挑戦させてくださいね!
よろしくっ! (完)
2009-11-30 12:45
プロレス居酒屋がむしゃら周年祭!!がむしゃら大感謝祭’09~10周年目だバカヤロー!!~観戦記.前編
プロレス居酒屋がむしゃら周年祭!!
がむしゃら大感謝祭’09~10周年目だバカヤロー!!~
観戦記
(09.11.23月.於.小倉北体育館)
とにかくおなかいっぱいになった。私的に
この日を振り返ってみたい。長くなるので
前編と後編に分かれます。
とにかく凄いものを見てしまったという興奮で
胸がいっぱいである。誘っていただいたメディコさん
にはただただ感謝である。
がむプロというのは、実は北九州の社会人プロレス
として、10年前に旗揚げ。そしてこつこつと大会を重ね、
今回10周年記念大会を開催したらしい。
「らしい」というのは、今年になるまでがむプロの
存在自体を知らなかったためで、それもそのはず、
試合ポスターとかそういう宣伝活動を一切していない。
客はすべて前売りのみで当日券販売がないし、
何もかもが異色づくめで始まる前は「とんでもないもの
がみられそうだ」という良くない期待感^^
の方が先に立っていた。
小倉北というのは駐車スペースがないので、
開始2時間前には会場に到着していないといけない。
なので17時開始なのに、13時半に家を出て、
渋滞にまきこまれつつも、14時半にはついてしまった。
ところが駐車場にはロープがかかって入れなくなって
いる。おかしいなあと思いつつ、がむプロのジャンパー
着た人に尋ねてみると、「しばらくお待ちください」と
いって奥へ。戻ってきたら「チケットがあればいい
そうです」ということですんなり駐車できた。
先に来られていたメディコさんは、断られていた
みたいでメディアドームに駐めたとの由。
電話したら「すぐ向かいます」といって、こちらにこられた。
メディアドームもイベントをやっていて、試合までかなり
間があるので、メディアドーム初潜入。
競輪も開催しつつのイベントで、レースは撮影禁止というのを
知らずに撮っていたら注意されてしまった。
外に出てメディコさんのおごりで半玉ラーメンを食す。
実は昼飯もラーメンだったんだけど^^晩飯代わりと
いうことで、ゴチになった^^ありがとうございました。
そして体育館に戻ってみると、なんと列が出来ている。
確かに全席自由の2000円!という破格の値段で
好きな席に座れるんだから、そりゃ並びもするだろうけど、
チケットあるのにみんな並んでいた。
かといってみんな前に陣取るかというとそうでも
なかったりして。この辺がフツーのプロレス興業
とも違っていた。
あろうことか、開始早々には体育館が8分の入り。
ほぼ満員!ここまで入っていたのは、ちょっと記憶
にないくらい。入場ゲートまであるし(この日専用のもので、
使い回しが出来ない。チケットもパンフもそう。
パンフなんてオールカラーでちゃんとした印刷で
500円ですよ!会場費とゲストのギャラ差し引いたら、
所属選手はノーギャラでやっていたとしか思えない。)
そしてレンタルで応援グッズも配られて、みんなそれを
ならしての観戦ということになった。
本部席には女子のリングアナと男性の太ったリングアナ
の二人と、秘書、コミッショナーが陣取り。
このリングアナ氏、あがり症なのか試合前に
こっそり発泡酒を一本あけていた。そのせいか
声量たっぷりの堂々としたコールをしていらしたけど。
ちなみにそれを差し入れていたのは女子の方。
ギャルっぽい格好に、当日大会大戦カードいり
Tシャツを着て、ちゃっかりグッズアピールもしていた。
着る人が着るとプロレスグッズもおしゃれに見えるんだ
なあと感心してしまった^^
16時過ぎにちびっ子プロレス教室が開催され、
若手が基本を見せていたが、結構綺麗な動きをする。
当たり前のことがきちんと出来ているといった
感じだった。この予感は実ははずれることはなかった
のであるが。
教室が終わると、今度は地元バンドの生演奏。
これがドへたくそで、耳をふさぎたくなった。
いい迷惑だなあと思っていたら、いつの間にかリング
には若手が三人上がって、件のバンドの生演奏で
熱唱し始めたのが、なんと「がむしゃらプロレスのテーマ」!
そして、菊タローと女性リングアナのルール説明
があった後、コミッショナーと金髪の女性秘書
(でも日本人^^)があがって、ここまでの因縁や抗争、
軍団の説明をひとしきり。そして入場式があって、
ここで正規軍が挨拶していると、入場テーマが変わって、
悪役のLOC(リージョン.オブ.カオス)が登場。
前コミッショナーのドン.タッカー(実は本当に
がむプロのえらいさんらしい)が蛍光ライト付きの
台車^^ に乗せられて登場。ひとしきり、演説をぶった
後、ストーリーの波乱を予告。
で、ここからやっと試合が始まるのである...
(長い...)
第一試合 レイ.タクマ.二夜.七海健大デビュー戦!!
20分一本勝負
●二夜.レイ.タクマ.尾原毅 対
七海健大.一輝.○ダークネス.ニッキー
簡単に説明しておくと、二夜がこの団体唯一の
女子選手。レイと尾原と共に本日がデビュー戦。
なんとおそれを知らぬと言うか、若手三人のテーマ曲は
あの「UWFメインテーマ」!(それもUインターバージョン)
いいのか?テーマ曲負けしないか?とこっちははらはら
である。一方の先輩チームは悪役というわけでは
ないのだけど、自然にそう言う役回りを演じていた。
試合が始まってびっくりしたのは、ほぼ男子は
全員上半身裸で闘っていたこと。
キャラクターレスラーは例外として、これは
最後まで守られていた。
話が脱線してばっかりで申し訳ないが、
この試合目を見張ったのは、尾原のUスタイル、
レイの初代タイガーばりのムーブ(ついでながら、
当然ミステリオ.リスペクトで619も披露)、
二夜の石頭キャラ(メディコさんが彼女に直接
聞いた話では、本当に頭が固いのでこういう
キャラになったんだそうだ)。みんなきちんとした
色を持っていること。これは驚嘆した。
そして試合が「できる」のだ。
二夜は正直まだデビューには不足だなと言う
ところがあったけど、ほかの二人はどっかの
団体にいたんじゃないかという位、
完成しきっている。基本的な動きから、グラウンド、
受け身も完璧。そしてキックが鋭い。
これは全体的に言えたことだけど、格闘技系の
練習を積んでいる選手が多いんだろう。
蹴りはみんなうまかった。
二夜はよその団体には修行に出させて、
もっともっと実戦経験を積んでほしいなあと思った。
石頭キャラなんて女子では異端もいいところである。
このキャラを生かせばプロレス一本でもやって
いけそうな気がするんだけど。
まあ、女版組長になるにはハードルは高いけど、
目指す頂上は高い方がいい。頑張ってほしい。
ああ...一試合目だけでこれだけ語っちゃったよ...
とにかくこの試合で完全にお客のハートはわしづかみ。
でもこれは前菜でしかなかったのだ。
第二試合 異色タッグ対決!!
20分一本勝負
●力龍.竹の子王子.炎!修市 対
○阿蘇山.白波佑介.アリマティ
力龍はフリー、阿蘇山と白波は九州プロレス。
もともと阿蘇山の中身の人が教えた事がきっかけで
がむプロは誕生したわけで、いわばお師匠さんの
査定試合。がむプロ勢はなぜか小林旭の「熱き心に」
で入場。これがプロレス会場で聴けるとは!!
この試合もみんな実力派揃いで、とにかく派手な
動きをしない、危険な大技に頼らない、相手の技は
受けるという基本的なことがすべて出来ていた。
後でわかったことだけど前座は前座のセオリーを
守って、そうしていたみたい。見事な心がけである。
プロレスって実はチームワークで「俺が、俺が」
だけでは通じないところのある奥深さがあるのだ。
お笑いかと思っていた竹の子もローンバトルを
耐え抜いて、試合は一進一退の末、阿蘇山が
竹の子から勝利。と書くとなんかしょぼい試合だった
ように思われるかもしれないが、これがおおまじめに
おもしろかったから凄い。
もうここらで完全に観戦モードはどインディーの
それではなくなっていた。
第三試合 林祥弘デビュー戦!!
20分一本勝負
林祥弘.YUJI 対 Dr.CHAOS.DIESEL
これは林にとっては苦いデビュー戦になった。
相手は変幻自在のLOCだし、TARUシートかと
思った、ディーゼルの動きがよい。以前はこんなに
よくはなかったんだそうだ。
林かYUJIか忘れたけど、コール時に「パパ頑張って!」
と黄色い声援が。家族ぐるみで公認されている
というのは幸せなことだと思う。危険と隣り合わせ
で決して楽ではない稼業なのに。
試合はディーゼルが散々かき回して、
カオスにタッチしていくのだけど、こいつがいまいち
動きが鈍い。まあ、この中ではということだけど。
LODの乱入にディーゼルの毒霧とやりたい放題で
正規軍の若手をいたぶり尽くして、試合を決めて
しまった。決して一方的にはならなかったけど、
結果を残せなかったのが残念。
次がなかなかないというのも、モチベーションを
上げにくいだろうけど、頑張ってほしいものだ。
ディーゼルは顔にひび割れのペイントにカラー
コンタクトと、赤い髪の毛が印象的だったが、
試合終了後は至ってフツーの感じの人で、
にこやかに観客を見送っていた^^
第4試合 九州ダイナマイト級王者決定戦!!
「34」分一本勝負
○TA-KI 対●グレート.フランケン
(TA-KIが初戴冠)
とにかくTA-KIの会場人気がものすごい。
だれそれ?っておもうでしょ?でも凄いのよ。
みんな知っていた。知らないのは私だけ状態だった。
一方のフランケンは入場テーマが全日版
「移民の歌」とくればそう、ブロディスタイルの継承者。
しかし顔にはペイントでコスチュームには
がむしゃら愚零闘夢多といれてあるように、
ムタのパクリ...いや、リスペクトレスラー。
でも毒霧ははかないし、チェーンは振り回すし、
キングコングニーはやるし、試合スタイルは
ブロディ。これが不思議なのですよ!
本当にものすごいチョイスとしているというか、
組み合わせ方が凄い。
よくムタとブロディをミックスしようなんて考えついた
ものだと思う。それで特筆しておかないといけない
のは、みーんな15分以上の試合をこなしていると
言うこと。シングルでもそれなのだ。
それでいて息が一つも上がっていない。
スタミナも抜群なのだ。これはいかに普段ハードな
練習を積んでいるかがよくわかるというもの。
この試合も基本的な手四つの攻防から
とにかくきちんとセオリーをかたくなに守って、
それでいてタイトル戦らしい重厚な試合運びで、
TA-KIが勝った。マイクで「段ボールのベルトです
けど」とばらしてしまったのはご愛敬だったけど^^
その後コミッショナーとのマイク合戦
(コミッショナーといってもセコンド業務もこなして
いたし。ここはヒール、ベビー関係なしに試合の
終わったものが順に後の試合の手伝いを率先
してやっていた。)で、本日お休みのジュニア
王座挑戦を直訴したが、「手薄な正規軍同士が
抗争するのは不毛」との理由で却下。
ここらへんは遺恨を残す形で「続く」となった。
第5試合 がむプロおまけ試合
疲れない程度一本勝負
●ダイナマイト九州.パンチ君.菊タロー 対
○ミル.ブラック☆スティック.GAM島聡.ランジェリー武藤
要するにかつての大阪プロレスの第一試合を
想像していただければわかりやすい。
キャラクターレスラー総登場でとても楽しい試合だった。
このメンツだから菊タローが試合を作っていくんだろう
なあと思っていたら、実は試合のキーを握っていた
のはランジェリー武藤だった。
この人、がむプロの人じゃないんだけど、
とにかく動きが半端無く武藤に似ている。
テーマ曲もシンボルでシンバルもって入場したときは
「ちょっとマニアックすぎるだろ」と思ったものの、
試合のムーブでやっていないのは、ムーンサルトくらいで
後は完璧に本家のコピーをしていた。
武藤の物まねでは菊タローも第一人者だけど、
彼が別に何もしなくてもいいくらい、きちんと
プロレスの出来る人だった。GAM島は元違う
リングネームでやっていて、「引退」させられた
そうで、そのことを菊タローにマイクでつっこまれると
さかんに「俺はGAM島聡だ」と否定していた。
しかし、こっちは入場までが小島で、後はこの人
独特の動き方をしていて、それを控えに回った
菊タローが物まねしていた^^
菊タローは自前のオリジナルタオルを持参して、
チョーク攻撃に使っては、会場に広げてPR。
しっかり休憩時間には売りまくっていた。
一本1000円。もちろん買わない^^
(続く)
2009-11-30 12:43
プロレスリングノア.09.11.22下関大会観戦記
プロレスリングノア.09.11.22下関大会観戦記
(Winter Navig’09第3戦
於.海峡メッセ下関展示見本市市場 17時開始)
いや、この日の冷え込みは半端じゃなかった。
早朝4時に目が覚めたら気温12度...
ついこの間まで20度近くあったのに、
本当に風邪引くかと思った。体調は最悪だったが、
鍼治療でどうにか持ち直したので、予定通り
午後から、途中母の入院先によって、
そのまま会場へ。買い物する暇がなかったので、
今回は珍しくメッセに駐めた。
だいたいここはタワーの客はただにするくせに
見本市市場の客は規定の料金を取る。
スターレーンだって半券見せれば安くなるのに、
もう少しなんとかならんものか...
とりあえず駐められたので、そのまま階下に
降りて会場入り。先にメディコさんが
いらっしゃっていたので、挨拶といろいろな
雑感を話し合う。あっという間に時間が過ぎて、
会場にいらっしゃっている、アメブロで知人に
なった桃さんを探そうとしたのだが、
試合が始まるというのであわてて席に戻った。
第一試合 ○田上.小川 対 ●青木.谷口
試合前に秋山が「体調不良」の為欠場という
アナウンスが...おいおい、じゃあ小橋は
どうなんだよ。体調不良どころじゃないぞ。
のっけからトーンダウンしてしまった。
そして試合。
何というか、こういうのベテランが
やっていいの?普通もう少し若手を立てた
試合すればいいのに、メインからいきなり
第一試合になったからか?田上の社長
プロレスが全開。小川も先輩プロレスで、
とりあえず技は受けるけど、いいところは
みんな自分たちが持って行ってしまっている。
こういうの、いいのかなあ...
リング上ではものすごく愛想が良くて、
トラースキックまで披露した田上社長
だったけど、帰りの出待ちのファンを
押しのけるように脱兎のごとくバスに
消えていった、あれはどうかと思うぞ。
小川の愛想がないのは、今に始まった事
じゃないけど...リング上より動きが
速かった^^
第二試合 ○相島 対 ●伊藤
なんと外様の相島がこの日唯一のシングル
を任された。考えてみれば相島もキャリアは
とっくに10年以上超えている、いつの間
にかベテラン選手になってしまった。
地方のインディーを渡り歩いて、たまに
メジャーに顔出してのこの年数は重みがある。
まあ切符売って歩ける人材だから、あげて
もらっている...といったらそれまでだけど、
ちゃんと技は受けるしね。伊藤のいいところも
引き出していた。剛の相島、柔の伊藤という
感じでキャラ別けもはっきりしていたし、
見応えはあった試合だった。
しかも相島が勝っちゃったし^^
うーんテレビがついている頃にノアに上がって
ほしかったなあ...
一応G+でやってはいるけど...
第三試合 ●金丸.平柳 対 ○石森.リッキー
この試合は、金丸組の急襲で試合開始。
あれまくりかと思いきや、意外とのっけから
きちんとした技の応酬。この辺はノアのジュニア
らしいというか、前半戦の締めとしてはいい感じ
の試合だった。平柳もキャラにない空中戦で
一歩も引かなかったし、石森組をたてつつ、
金丸が引っ張るという感じの試合だった。
北側前席にはちょっとイタい感じの石森ファン
が手描きのボードで熱烈応援していたけど^^
あと、対角線でやたらフラッシュたくやつ
がいて、肝心なところが光でいっぱいに
なってしまうことがたびたびあった。
マスコミの分は仕方ないとしても、ストロボ
たいたら逆に写りにくいと思うんだけど...
じゃまだった。
試合は期待通りの盛り上がりで石森組が
勝ったけど、リング上は金丸組が占拠。
どっちが勝ったのかわからない試合だった。
ここで休憩。なんと10分しかない。
大急ぎで北側席へ向かうも、桃さん
らしい人物がいらっしゃらない。
ケータイでメールしたら、エラーが出て
戻って来ちゃったし...
しょうがないので売店でサインしている
健介の写真を撮りまくってたら、あっという
間に休憩時間は終了してしまった...
第四試合 ○斉藤.潮崎 対 ●エドワース.ヒーロー
潮崎が去年見たときより一回り
でかくなっていたのでびっくりした。
GHC取ったって聞いたときは「まだ
時期尚早では?」と思っていたけど、
とんでもない間違いだった。
いや、立場は人を作ると言うけど、
社長になった田上とは違う意味で^^
潮崎は変わっていた。斉藤にリード
されつつも、場外戦で「下関行くぞーっ」と
声を出してみたり、一発一発の技に
重量感も生まれていて、見ていて
頼もしかった。これなら近い将来ノアの
一枚看板になれる日もそう遠くはないだろう。
試合後のファンサービスも実に丁寧で、
エースとしての自覚も十分あったし、
これで名前の通ったフィニッシュホールド
さえものに出来れば、間違いなく政権を
任せられる人材だ。
いや、故.三沢社長はいい才能を育てていたね。
これは大事にしないといかんですよ。
タッパもあるし、スタイルもいい。
マスクも整っているし、どの支持層からも
受け入れられるだけの器を持っていると見た。
将来が楽しみである。
第五試合 ●健介.森嶋.宮原 対 ○力皇.ヨネ.鼓太郎
こちらは、その潮崎に抜き去られた
元?エース候補同士の一戦。今まで散々
チャンスに恵まれながら、ことごとくそれを
つぶしてきた感のある森嶋と、人の良さがリング上
にまで出てしまっている力皇との対決は、
さすが大型同士ということもあって見応え
十分なのだが、いかんせん目立っていたのは
健介。とにかくあの小さい体で誰よりも技を
受けまくって、誰よりも声が出ていて、
ベテランなのに誰よりもはつらつとした
ファイトぶり。珍しく監獄固めまで披露して
くれるサービスぶりで、しかもリングを
降りればあの通りのいい人。もう少し森嶋と
力皇の対決が自然と観客にもフィーチャー
されるような試合運びをしないと、外様の健介
にみんな持って行かれてしまうぞ。
まあ、力皇にはその危機感があったんだろう。
珍しくマイクを持って、GHCタッグに挑戦表明。
これを健介が受けた事で、たぶんGHCタッグが、
最終戦あたりで組まれるんだろう。
ヒール色を強く打ち出している力皇に比べると、
森嶋はもっと健介から学ぶことは多いと思う。
彼らがいる内に、逆に彼らを食ってしまう
くらいでないと、再浮上は難しいかもしれない。
悪い意味でセミファイナルの人達になりつつ
ある二人に期待するからこそ、あえて苦言を
呈してみた。森嶋もマイクで下関にアピール
していたのは潮崎と同様だったけど、
ウケが違っていたと思う。それがすべて
じゃないかな...
第六試合 ○小橋.バイソン 対 ●杉浦.佐野
佐野のメインというのは、少なくとも
生で見た限り記憶にない。長いこと見ているけど
たぶんはじめてかもしれない。かなり貴重な
マッチメークになった。入場は一人一人の
テーマで入ってきて、鼓太郎同様?小橋にも
のぼりが。「グラウンドソード」のピアノの
旋律と共に大「小橋」コール。やはり今ノアを
任せられるのは名実共にこの人しかいない
というのが実情なんだろう。
正直観客の入りは、全日より少なかった
(半スペースでかなり空席が目立った)けど、
盛り上がりはこの日一番の大歓声。
やはり、役者が違う。そして小橋ワールド全開!
他団体要員で名を売っている杉浦がもっと
前に出てくるかと思いきや、意外とヒール色
強めの、小橋たてーの、な試合をしていた。
もう少し自己主張しても良かったと思う
んだけど...佐野は相変わらず控えめ
ながら、ところどころで自己主張はしていた。
まあ、この人はメインに出ても、第一試合に
出ても同じ感覚で試合をしている人だから、
良くも悪くもマイペース。
試合は、佐野が取られるとの予想を覆して、
杉浦が負けてしまった。この人をこういう
風にしか使えないのが、今のノアの実情
なんだなあ...と思うと、ちょっと
寂しかったけど、まあ会場が盛り上がったし、
全体的な締めとしてはとりあえず理想型
だったので、良しとしておこう。
試合終了はなんと7時10分過ぎ。
10分の休憩引くと、ジャスト2時間。
中堅選手の大半が試合に出ていなくて
(帯同していたのは志賀だけ)、6試合。
しかし、入場料設定は今までと変わらない
んじゃ筋が通らんだろう。まあ、会場費を
浮かせたいとかいろいろ工夫しないと
厳しいというのはわかるんだけど...
まあ、出待ちするだけの余裕があったし、
いい方に取れば、選手と生で接する時間が
長くもてたというのは、地方ならではの、
のどかさでもあったし。大半の選手は
足を止めて、記念撮影やサインに応じて
くれた。サインをいただいたのは、
潮崎、健介、バイソン、力皇、小橋の
5人。あいにくバッテリーがいっぱいで
記念写真はメディコさんにとってもらった
が、2年越しに小橋との2ショットも
実現したし、握手もしてもらったし^^
まあ、最後に至れり尽くせりで終われたので
よしとしておこう。しかし本当に小橋は
若い頃から今まで終始一貫して姿勢が
変わっていない人だ。本当に凄いと思う。
ファンへの接し方も全く変わっていない。
小川もそうだけど^^こっちは悪い意味でね^^
いや、最初からサインもらうつもりも
なかったけど^^
しかし、田上社長の逃げ足の速さだけは
どうにかならなかったかなあ...
リング上とリング下で態度の違う選手は
ファンから好かれなくなりますよ、社長!
2009-11-29 14:06
がむしゃらレスラーズ
23日に北九州を拠点とする社会人プロレス
「がむしゃらプロレス」を観戦してきたんですが、
いやー、凄かった。本当にいいもの見せてもらいました。
全5時間強という長時間ながらまったくだれない
中身の詰まった興業でした。
それで2000円ですよ。
一試合100円台って...
ゲストのギャラと会場費払ったら赤字ですよ。
よくこんなことしたなあと...
呆れるやら、ありがたいやらで...
で、その中で私のミクシイ日記を見て
続々と選手がコメント寄せてくださったんです。
嬉しいですね。書いた甲斐があったというモノです。
で、嬉しかったのでイラストも描いてみたわけです。
一枚目から、JOKER、SUMITH、TA-KI、一輝
各選手です。名前覚えておいて損はないですよ!!
2009-11-21 17:45
マダムと女房
09年11月21日鑑賞。
09年327本目。
今回は、下関市菊川町ふれあいセンター
アブニールという、田舎にありがちな、無駄に
でかい公共の箱物でおこわなれた、田中絹代
生誕100周年(今月26日がお誕生日だそうだ)
事業の一環として、下関市が主催した無料
上映会に行ってきた。
あいにく天気はそんなによくなかったのだが、
ついてみると広い駐車場が埋まっていた。
定員700余名で400人くらいいたかな。
結構な入りだった。
私は松田優作さんの小.中.高の後輩
でもあるし、うちと田中家とは、前々から
お墓がご近所で、移転してからも同じ区画の
ご近所さんなので、下関の生んだ映画人とは
何かとご縁があったのだが、田中絹代さんの
映画をみたのは今年になってから2本だけ。
しかもスクリーンとなればこれが初めて
だったので、大変期待していた。
市の職員さんが滑り気味の淀川長治の
物まねで解説をしていたのを聞くと、
昭和6年の作品でその年のキネマ旬報の
一位になった、日本初の長編トーキー映画と
いうことで、しかもドリフターズばりのコメディ
だという。これは期待せずにはいられない。
初めてのトーキーと言うことでとにかくあらん
限りの音をぶち込んだやかましい映画と
いうことだったが、実際見てみるとドリフ的な
ギャグはどこにもなく、どっちかというと、
チャップリンとかに近いものを感じた。
とはいってもやはり笑いのセンスが昔すぎた
ので会場から(年配の方が多かったけど、
彼らだって当時は生まれたか生まれていないか
の時代の作品だから)笑いが漏れると言うことは
なかった。そうはいってもそれがつまらないと
言うことではなくて、なんというか資料的価値が
高いというか、当時の世相をおもしろおかしく
描いた作品としてみれば、全然問題なかった。
そして田中絹代さん22歳の時の作品と
言うことだったが、この若き女房役
(二人の子持ち!しかも名前が絹代という役
になっていた)を実にかわいらしく演じて
いらっしゃる。この監督さんは、田中絹代版
「伊豆の踊子」を撮られた方だそうで、
たぶん絹代さんの魅力を存分に引き出す術
を心得ていたんだろう。こういうコメディでも
きらっと光る確かな演技力は今の女優さん
にはないものを感じた。この若さでこういう
演技というのはなかなかできるものじゃない。
世相を考えるとちょうど一次大戦と二次
大戦の狭間にあって、日本がつかの間の
平和を享受していた頃と言うことで、横文字も
バンバンでてくるし、女性がたばこを吸うシーン
も当たり前のように出て来る。この後の事を
考えると、この時代はいろんな意味で戦前の
最も幸せな時期だったんだなあと言うことが
よくわかる。まだ娯楽が映画しかなかった
時代に、これは貴重な人々の心の潤滑油
として、大勢の人々を楽しませたに違いない。
そう思ってみるといろいろ感慨深い
ものがあった。
なお、主題歌の作詞はサトウハチロー
さんが担当されているが、残念ながら音が
悪すぎて聞き取れなかった。何という歌なのか、
歌だけ別に聴いてみたい気がした。
2009-11-13 12:04
気が早いけど...
本家「回転!揺りイス固め」のトップ絵を
更新しました。クリスマス用の絵って
描いたことがないんで、
最初はどうしようか考えたんですが、意外と
似合わない取り合わせがいいんじゃないか
と思って(失礼!)、また松田優作先輩の映画が
下関で12月に封切られることになったので
丁度良いタイミングかなと思って^^
2009-11-12 18:07
いや、放置はしていませんよ^^
ちゃんとこっち向けに一枚描きおろしましたんで、
今日の所はご勘弁を...
しっかしおそろしく季節外れな絵^^
2009-11-10 21:55
森繁久弥さんなくなる...
「風が吹くとき」
09年8月23日鑑賞。
09年243本目。
以下、ウィキより抜粋。
1986年に英国でアニメーション映画化、日本では
1987年に公開された。
日本語版は監修を大島渚、主人公の声を
森繁久彌と加藤治子が吹き替えている。
題名はマザーグースの詩、「風が吹くとき」
(When The Wind Blows)より。
ただし、実際の上映に際しては、通常の映画
とは異なる措置がとられた。
内容を考慮して、映画館での上映は行わず、
県の教育会館のホールなど、
公共の施設で通常の映画公開期間
よりも短い期間に限定して
公開した地方も一部にはあった。
主人公は、イギリスの片田舎で静かな
年金生活をおくっている老夫婦ジムとヒルダ。
しかし、世界情勢は日に日に悪化の一途を
たどっており、ある日、戦争が勃発する。
2人は政府が発行したパンフレットに従って、
保存食を用意し「シェルター」を作るなど
の準備を始める。
そして突然、ラジオから3分後に
核ミサイルが飛来すると告げられる。
命からがらシェルターに逃げ込んだ2人は
なんとか難を逃れるが、放射能がじわじわ
と2人を蝕んでいく。救援がくると信じて
止まない2人は、次第に衰弱し……。
• 原作: レイモンド・ブリッグズ
• 監督: ジミー・T・ムラカミ
• 脚本: レイモンド・ブリッグズ
• 音楽: ロジャー・ウォーターズ
そして、主題歌はあのデビッド.ボウイ!!!
ちょっと違ったテイストのが見たくて、
セレクトしたんだけど、許してくれなかった。
途中で気分が悪くなって、休憩を挟んだ。
一時間20分の映画なのに...
これは、なんていったらいいんだろう。
実写を挟んだり、イラストを動かしてみたり、
セルにも特殊加工を施したり、結構実験的な
アニメでもある。絵柄もほのぼのしているし、
これは、心和むなあと思って最初は見始めた。
もちろん前知識なんて一切なかった。
そして、これかムラカミ監督のオリジナル
だと思っていたけど、原作者のレイモンドさん
が直接脚本を書かれている。
でも、一番問題なのは、内容...
こうした作品は日本人以外には出来ない
と思っていた。
想像だが、レイモンドさん自身や親類に
被爆体験があるか、もしくは、広島か長崎に
行った経験があるか...
で、なければこんなストーリーが
書けるはずがない。
少なくともこんな強烈で残酷な外国製の
原爆映画というのははじめて見た。
ある意味「はだしのゲン」や
「夕凪の街、桜の国」に匹敵する衝撃
を受けた。イギリスでこんな映画が
とられていたなんて....
絶対アメリカでは作ることは
出来ないだろう。
こんな映画をBS-2の午前中に
放送するとは....
恐るべし、NHK!!
デビッドのなんともいえない、
時に無情にも聞こえる音質の曲が、
さらにこの映画の本質をあおりまくっている。
いかん、へたすりや本物のトラウマ
になるぞ。
とんでもないものを見てしまった!!!!
...という映画を今年観たばかりでした。
このレビューを旅ただれた森繁さんに捧げたいと
思います。
合掌。
2009-11-09 18:13
いろいろ描いていました^^
ご無沙汰でございます。
体調が二転三転する中、ちょこちょこ描きためた
ものを一挙公開します。
カレンダー以外はバースデイイラスト
なんです。2枚目のはまだ、お生まれになって
いないのですが、私の古くからつきあいのある
ブロガーさんが、二度の流産を経て、待望の
赤ちゃんを授かって、そのお祝い用に
描いたんですが、予定日過ぎてもまだ報告がないので、
実はフライングで発表しちゃうんですけど、
めでたいことだからいいですよね^^
2009-11-03 18:36
11月3日のいちにち
今日は大変有意義な1日でした。
まず午前中にお会いした方とは、
長いプロレスファンと言うこともあって
初対面なのに、もの凄く砕けた話が
できて、お互いの考え方の違いや、
ものの見方、感じ方など大変勉強に
なることばかりでした。
やはり、プロレスファンっていいなー
と思えた瞬間でした。
またお会いしたいですね^^
お会いする前は、勝手がわからなくて
緊張はしていたんですが...
初対面の人との交流に
関しては、長年の蓄積があるので、
心に病を抱えた身ではありますが、
今回もそれを信じて、なおかつ
絶対いい人だと信じて臨んだら、
大正解だったわけです^^
でも、やっぱ緊張が解けた瞬間
睡魔に襲われ、2時間爆睡してしまい
ました...前日は22時に寝ていて、
午前5時に目が覚めたので、睡眠が
足らないというわけではないの
ですが...
やはり、反動なんでしょうね...
しかし、午後からは返す刀で、
母を温泉まで連れて行きました。
前日「どうしても温泉に行きたい」という
たっての要望があったのですが、
先約優先でいましたところ、天の配剤か
午前中に会えることになって、
温泉とのダブルヘッダーが実現できました。
母も入院前で鍼にもいけずに、結構辛そうに
していたので、このタイミングはベスト。
本来なら、整骨院に行くはずの火曜だった
3日は祝日でお休みだったので行くことも出来ず、
温泉だけが頼みの綱だったわけです(それを
いうなら、同じく整骨院通いの私にも渡りに船
だったわけですが...)
行ってみたら、まあすごい人...
混雑では今年№1だったかもしれない...
とにかくひっきりなしに人がやってくるんです。
しかしその間を強引に縫って、打たせ湯にも
電気風呂にもジャクジーにも入りました。
ちょっとこっちも無理しすぎたかも...
あがったら、ぐったりしてしまって...
まあ、ともかく体のほぐしにはなったので
これで金曜の通院日まで体がもってくれれば
いうことなし。
そして、今日は餃子の日だったので、
王将へ直行。ここも駐車場がすごい混雑!
近場にレジャーを求める人が多いせいかも。
その割には、店内に人いなかったけど...
あっさりと、待たずにできあがって
熱々のまま、帰宅して食しました。
おいしかったです^^
1日終わってみれば実に濃密でした。
2009-11-01 18:29
毎日更新が出来ん...
でも、プレゼント用に一枚と、新しい名刺を一枚
デザインしました^^
ちなみに名刺の完成品にはメアドが入ります
(だから空白があるんです^^)三枚目が
裏面ですが、ここには本名と住所と電話番号を
いれます^^
2009-10-30 13:22
コマネチ!
女性社員に
コマネチ強要した上司が
訴えられる!
(ガジェット通信 - 10月30日 05:23)
なんとも信じがたいニュース
が飛び込んできた。
上司の営業部長が部下の女性に
ビートたけしのギャグ「コマネチ」を強要し、
裁判沙汰になっているのである。
営業部長は女性に対して机の上に
立つよう命令し、さらにコマネチをするよう
強要したのだとか。富山新聞の報道によると、
「男性社員3人とともに30回以上、
大声でコマネチのポーズをとらされた。
さらに、スカート姿で足を広げて机上に
立たされ、男性社員の前で、10回に
わたって大きなポーズでコマネチと
絶叫させられた」とのこと。
最低でも40回のコマネチをさせられたことになる。
つまり、「コマネチ! コマネチ!
コマネチ! コマネチ! コマネチ!
コマネチ! コマネチ! コマネチ!
コマネチ! コマネチ!」と、他の社員が
いるなかで叫びつつ、股間に手をやる行為を
させられたのである。
これは男性でもかなり恥ずかしい。
ましてや被害者は20代の女性であり、
さぞかし恥ずかしかっただろう。
このニュースを伝えた『ぱふぱふニュース』
の記者は、「この女性社員はまだ20代。
うら若き乙女。なんという酷い上司でしょう」
とコメントしていた。確かにその通りである。
女性は元勤務先の会社に対して360万円
の損害賠償を求めているが、会社側(上司)は
「事実と反する」として争う姿勢のようだ。
女性は「恥やプライドを捨て職務に当たる
ために机に上がれ」と言われて仕方なく机
に上がり、威圧的な態度に恐怖を感じて
命令されるがままにコマネチをしたそうだが、
営業部長もなぜコマネチという1980年代の
ギャグをやらせようとしたのか?
それが事実であれば、まったくもって
意味不明である。
コマネチだったとしてもそうじゃなかった
としても、「恥やプライドを捨て職務に
当たるため」ならば他にもいくらでも
根性をつけるやり方はあるはず。
少なくとも、コマネチで根性がつくとは
思えない。この裁判の行方、ある意味、
のりピー裁判よりも興味深い内容の
裁判になるかもしれない。
となると...
映画「ギララの逆襲」でも加藤夏希に
「それ」を「強要?」した河崎実監督も
訴えられるって事^^?
なんのことかわからない人は
今すぐレンタル屋に行って「ギララの逆襲」
を借りてくるのだ!!
ヒントとして予告編だけ載せておこう^^
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年賀状図案.2
届く可能性のある画像は外しています。
今年は手描きと印刷を混ぜているので。
今回は岩手にお住まいのイラストレーター
さんに当てた一枚です。無謀にも
プロにアマが挑戦しかけたんですが^^
まあ笑って見過ごしてください^^
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年賀図案.1
それを「本人に届く前に」小出ししていこうという
企画です。ここでしかやりません(だって他では見られている
可能性大だから)。
第一弾はがむしゃらプロレスのエース
JOKER選手です。
もっと読む→
ぼちぼち描いています^^
今後ぼちぼちあげていきます。一応描いているので^^
もっと読む→
今年最後のプロレス観戦
本日はじめてDDTプロレスを見ます。
アメブロで知り合いになった谷口選手に
チケットおさえていただいて、スターレーン
いってきます。
これで当分プロレスは見られません。
というか映画館にもしばらく行けそうにないです。
いろいろやりたいことがあって...
来年から始動するためです。
まだいえませんけど...
とりあえず、今年最後のプロレス観戦、
精一杯楽しんできます。
もっと読む→
SOUL RED 松田優作
09年350本目。
ついにこの日が来た。
実は松田優作先輩の映画をスクリーンでみるのはこれが初。
不肖の後輩で申し訳ないが、事実は事実。物心ついたときにはもう先輩は雲の上の方だったし、テレビで見て「あ、この人が同じ学校の先輩なんだ」という事実は知っていても、ピンとこなかったというのが正直言ってある。先輩の生まれ育った今浦というのは、当然ながら学校の校区内だったので、子供の頃の遊び場であった。だけど、実は先輩の生家があった場所は知らない。いや、知らないうちに近くを通っている確率は高い(そのくらい今浦の隅々まで知っている)のだが、かつて特集されたテレビで見たときは既に更地になっていたのは確認している。
だからかもしれないけど、あまりに遠すぎる存在だったので、松田優作フリークが熱くなればなるほど、逆に冷めた目で見ていたというのはある。そして、この映画もそんな松田優作フリークが作ったフリークのための映画かと思っていた。だけど、確かにそういう部分はあるにせよ(なかったらこういうドキュメント形式の作品は成り立たない) 監督は松田優作直撃世代の方ではないそうだし、プロデューサーの松田美由紀さんもそういう線は外して考えたとパンフに書いてあった。
これはやはり松田優作の主演作でいいと思う。
生きているとか死んでいるとかそう言うことを超越した存在になっている松田優作という人が、残してきた軌跡をふりかえるのではなくて、過去の作品が未だに光を放って、我々の心に突き刺さってくるそれは、まぎれもなく魂が語っているとしかいいようがない。そのくらいフイルムに焼き付けられた松田優作先輩の表情は常軌を逸していて、ある意味狂っているとしか言いようのない演技は、多くの模倣を生んでも、誰一人としてあの高見に達したものがいないほどハイレベルなものである。それは闘う人の目であり、狂い人の目である。それは共演者を、カメラを、その向こうの観客をみているようでさらにその先の何かをにらみつけているかのようである。たぶん私が知る限りこんな目をした人は、松田優作と現役バリバリの頃のアントニオ猪木しかいないと思う。両者に共通項は全くないのだが、そうとしか表現できない。
劇中で松田優作さんの仕事に対する姿勢についても触れられていたが、印象に残ったのは、暴力に対する表現を、直接的な表現ではなくて、内なる暴力を描きたいという希望があったようで、その構想はアクションスタートして華々しくスタートした当初から既に頭の中に存在していたらしいということ。これは驚嘆に値する。つまりはこれ想像でしかないがジーパン刑事を演じていたときに既に「ブラック.レイン」で演じた佐藤というキャラクターの像が優作さんには見えていたのではないだろうか。そうとしか思えない。そしてCMに対してもものすごいこだわりと情熱を持って取り組んでいたそうで、鏡に向かって一人語りするギャッツビーの有名なコマーシャルも全部映画と地続きだったというからたいしたものだと思う。未だ鮮烈に焼き付いているのは繰り返し繰り返し流されていたコマーシャルでの印象があまりに鮮烈すぎたというのもあるのかもしれないなと思った。
最後に松田兄弟の父親像が本人たちの口から明らかにされているのだが、「一回もオヤジの事でぶれた話しを聞いたことがない」というのは強烈に印象に残った。「ああ、松田優作という人はやはり想像以上に凄い人だった」と言うことがこの一言でわかる。
森田芳光監督が「優作はいろんな人に対してだめ出しをすると思う」というのは、今なお松田優作が他人に対しても自分に対しても「怖い人」であり続けた、裏を返せば厳しかったという何よりの証拠だろう。そして、それが絶対的な「父性」として映画では表現されている。そう、松田優作という人は自分を厳しく律する代わりに他人をも厳しく叱責した。それは時に暴力という形で出て行ったかもしれないけど、それはまさに昔の頑固オヤジそのものではないか。ちょっと道に外れたことや、ずるがしこくなまけていたりしようものなら、怒声と共に一喝される恐怖。それはまさに昔の父親が持っていた「父性」であり、男の根幹であるように思う。すべての男たちに対して、いや、すべての人達にとって松田優作という人は絶対的な父親であり、その姿勢を死んでなお示し続けていることで、「おまえら、気ぃぬいていねぇか?あん?」という、あの独特の鋭い口調で、我々ににらみをきかせてくれる人なのだ。だから、今なお信者が存在し続けるし、新しいフリークを生み出している。
しかし、2009年という年は松田優作さんの没後20年であると同時に田中絹代さんの生誕100周年でもあった。下関を代表するふたりの映画人が奇しくも同じ年に語られると言うことはそうそう例のないことである。しかし、田中絹代さんには市の肝いりで記念館が作られるのに、松田優作さんには未だそんな話すら聞いたことがない。在日という出自がどうとかいう問題でもなかろうに、と最初は憤っていた。実際映画公開も全国に先駆けて言うならわかるが、ずっと遅れての公開である。
だが、田中絹代さんと松田優作さんでは下関に対する受け止め方も違っていたようだ。テレビなどで語られる優作さんの故郷の街は暗く、すさんでいて、一刻も早くこんなところから抜け出したいという具合に描かれていた。実際はそんな悪い街ではないのに...とは思っていたものの、今考えると優作さん世代の人達の時代にはまだ相当な差別もあったんだろうと思う。それを一切公にしないままなくなられたので、本当のところは知るよしもないが、少なくとも下関は出て行く場所であり、帰ってくる場所ではなかったように思う。田中絹代さんが自らの墓を下関に建てたのとは対照的に、優作さんのお骨は散骨されて荼毘に付されている。ただ、やはり優作さんがどう思おうと、下関出身という事実は消しようがないものだし、確かに下関ではとどまらない器であったという事であるにしても、やはり在日とか言う前に下関人であったという事は紛れもない事実である。
記念館が出来るとかできないとかはもう小さな問題でしかない。松田優作さんという雲の上の人を先輩に持った縁として、先輩の魂を継いで、後生に語っていかねばならない、そう思うようになった。
映画を見終わって、どうしても優作さんの生まれた生家の近くまでいってみたくなり、雨の降る中、傘もささずに徒歩で今浦まで行った。映画館からはものの10分とかからないところである。残念ながら雨脚が強くなってきたので生家のあった場所の近くまではいけなかったが、昔ながらのたたずまいに、なんか「ブラック.レイン」の一場面のような雰囲気を感じた。実際はそんなロマンチックなものでもないのだけど^^
まあ、朝日新聞の夕刊でも取り上げられたりして、気運は高まっていると思うので、是非とも地元で、松田優作さんを後生に語る人が一人でも多くなることを願ってやまない。そして記念館を作るなら東京ではなく、やはり下関にしてほしいというのが偽らざる気持ちである。
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バースデイカード
お祝いのイラスト描きました。鉄道ヲタなので、999。
安易ですが、これしか知識ないもので...
メーテルの服の色が違うのは、クリスマスバージョンという
ことで...
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ロボットアニメ大鑑
セットで買った「サンライズ.ロボットアニメ大鑑」の
中には当然「ザブングル」も入っていて、
久々に描きたくなって描いてしまいました。
ジロン.アモスは男でござる!!
ティンプも描いてみたいなあ^^
懐かしい^^
もっと読む→
何となくいそうな感じの
ええ^^パクリじゃないですよ。
似た人がいても気にしない^^
もっと読む→
プロレス居酒屋がむしゃら周年祭!!がむしゃら大感謝祭’09~10周年目だバカヤロー!!~観戦記.後編
ここまででもうおなかいっぱいなんだけど、
まだあるの?って感じ。
なんということか...カメラの
バッテリーがここで切れてしまった。
ペース配分もへったくれもない撮影が
災いしてしまった。ここで既に19時半過ぎ。
まだ4試合あるぞ...大丈夫なのか?
体中が痛くなり始めていた。
見ると若手勢が最近滅多に見なくなった
リング調整をしている。リングの掃除も
していて、これはなかなか好感がもてた。
今はメジャーでも余りやらなくなってきた
ものね...商売道具なんだから大事に
して当然なのに。
第6試合 スペシャルマッチPART1ノータッチルール
30分一本勝負
●谷口勇武(華☆激).旭志織(K-DOJO)対
○めんたいキッド(九州プロレス).MIKAMI(DDT)
ここから二試合は、ほぼプロレス一本で
食べている人達の試合が続いた。
まあ、しかしあきれるほど豪華な顔ぶれである。
といってもめんたいキッドは全く知らなかった
んだけど、これがとんでもない実力者!!
難易度の高い技もすいすいこなし、
このメンツの中で一番目立っていた。
後で聞いたらどうも他団体の練習生かなんかを
やっていたらしい。以前はどこにいたのだろうか?
こんな逸材が眠っているとは、九州プロレス、
恐るべしである。MIKAMIもラダー持参で、
自前の興業でもないのに、律儀にはしごを
使いこなし、いつも以上のファイトを心がけて
いた。見上げたプロ根性である。
はっきりいっちゃうとあまりに試合がめまぐるし
すぎて、ケータイでも追いつかないくらいの
ド迫力の試合展開だったため、ぶっちゃけ
バッテリーが持っていても、試合は撮れなかった
と思う。そのくらいのめり込んで試合を見ていた。
とにかく繰り出される技に対して単純に
「おおー」「すげー」「うわー」といって
いればいいんだから、本当に楽である。
何も考えさせる余地を与えないプロレス
というのもなくてはならないものなんじゃ
ないかな?っていうかプロレスって元々
そう言うものだったはずだし。
谷口も地元のテリトリーで負け役を引き受けた
というのは勇気がいったとおもうが
(ましてや普段交わることの絶対ない
九州プロレスとの対抗戦である)、よく
耐え抜いたし、はっきりいってホームリング
よりいい試合をしていた。
ここまでできるとは夢にも思わなかった。
こうして普段ない面まで見せてくれたと
いうのは、ここまでの興業に対して、
相当な危機感を持って望んだ証拠だと思う。
第7試合 スペシャルマッチPART2
30分一本勝負
●久保希望(華☆激).澤宗紀(バトラーツ).
関本大介(大日本)
対 ○田中純二(九州プロレス).HARASHIMA
(DDT).真霜拳號(K-DOJO)
なんだ、この顔合わせは!!
これがセミ前なんてうそだろうという顔合わせ
である。とにかく団体のエース格が一堂に
会している信じられないタッグ戦は、
真霜組の急襲からスタート。とにかくここから
約20分、選手が全く止まらないのだ。
展開を追うだけでとにかく唖然呆然の連続。
とにかく目を見張ったのは、体の厚みとオーラ。
こればかりは潤沢な練習環境と豊富な試合
経験がなくてはどうにもならない。
つまりは自分の持っているものすべてを
出し切らないと、兼業レスラーに食われて
しまうという危機感の裏返しではなかったか
と思う。自前の興業でもないし、ゲストなんだ
から顔だけ見せておしまいですよ、
なんてことをしてもよさそうなものなのに、
みんな手抜きどころかとにかく必死。
形相からして違うのだ。圧巻だったのは、
関本が真霜の渾身のミドルキックを二の腕で
受けてしまったこと。しかもそれではね返す
有様。これは凄かった。リングサイド一列目で
見ていて良かった。とにかくものすごい迫力なのだ。
そしてぶっこ抜きジャーマンにアルゼンチン...
そうまさにこれはバチバチだった。
バトラーツ出身者(田中と澤)がいたから
こうなったというわけではなかろうが、
キャラも普段やっているスタイルも一切忘れて
ただのレスラーとして、内容だけで勝負して
いった彼らには尊敬の念すら抱いた。
間違いなく今年見た中ではベストバウトである。
この後、セミとメインが控えているというのに、
それすらおかまいなしにひたすら撃ち合い、
受け合いをただひたすらに繰り返した
6人には賞賛の拍手を送るしかなかった。
とにかくこの試合でのどがかれてしまい、
声が出にくくなってしまった。
今こうして振り返っている現在も
のどが痛い。そのくらい凄かったのだ。
何度も言うがこの6人は本当に凄い。
凄すぎる。そして久保!あんたはよくやった。
普段小さい華☆激の中ではヘビー級の
役回りを引き受けている彼だけど、この日は
自分より体格のある相手に対して一歩も
引かないファイトを見せてくれた。
たぶん限界ギリギリまで自分を追い込むこと
の出来るファイトが出来て完全燃焼できたのでは
ないかと思う。試合後はノーサイドで、
帰り際澤がふざけて田中のふんどしを
ぎゅっとあげて、田中が悶絶するという一幕を
のぞけば^^ただ、ただひたすらに
「激しいプロレス」(NOTカウント2.9プロレス)
を見せてくれた。みんなありがとう!!
私はあなたたちに会えて幸せですっ!!
プロレスファンでいて良かった!!
本当に本当にありがとう!!
第8試合 GWAタッグチャンピオン決定戦!!
60分一本勝負
●マイケル.ジェロニモ.ニコラス今中ジョリー
対 ○ブルート健介.マスクド.PT
ROC組がタッグ王座戴冠
さあ、前の試合の興奮冷めやらぬ内に
はじまってしまったタイトルマッチ。
どうやっても前の試合は超えられそうに
ないのに、どうするんだ?がむプロ...
と思っていたら、ここに持ってきたのは、
いつもの興業でやっているらしい、
正規軍対ROCの因縁抗争。ストーリー性のある
この抗争劇ははじめて見るものにもわかり
やすい演出が施されていた。
ブルート健介は普段、全日本などの会場
で見かけるときはただの、体格のいい、
切符をさばいてくれる関係者という感じで、
オーラも何もないのだが、この日見た彼は
全然違っていた。やはり彼はプロレスラー
だったのだ。特に背丈が大きいわけでもないが、
体の厚みは半端無い。そして受けるときは
しっかり胸を出して受ける。これが絵に
ならないとただのおっさんなのだが、
そこが大きく違うところ。
だから、技は基本的なムーブばかりなのに、
どれも説得力があって、なおかつヒールとしての
すごみも加わっているから、迫力十分。
背丈は私より小さい(というか全員そうなん
だけど)けれど、リング上では大きく見えた。
これもプロレスラーとしての必要最低条件を
兼ね備えていた。
試合は正規軍ジェロニモがニコラスを
裏切っての、まさかのヒールターン。
会場大ブーイング。といっても事前にこれは
試合開始前に懇切丁寧な説明があったので、
予定通りといえばそれまだなんだけど、
前の二試合が凄すぎて、観客の誰しもが
そういうストーリーが用意されていることを
忘れ去ってしまっていた。
もしここまで計算してこのマッチメークを
したとしたらこれは相当頭の切れる人が
いるに違いない。
いや、恐れ入りました。
あれだけの熱戦の後にまた観客の視線を
がむプロに戻したというのも凄い。
これは全員一致で取り組んだチームワーク
のたまものでしょう。
第9試合 GWAヘビー級選手権試合!!
60分一本勝負。
●王者.JOKER 対 ○挑戦者.SMITH
SMITHが新王者に。
前の試合もそうだったが、がむプロの
ベテラン選手はオリジナルムーブや必殺技も
持っている。この二人にもオリジナルムーブ
があって、ジョーカーは腕に決める
ドラゴンスクリューや、変形のスイングDDT、
スミスにはこれまた変形のエクスプロイダー
(メディコさんの話によると、彼本人が
「あれはエクスプロイダー」といっていた
そうだ)を使っていた。そしてこの二人は
何よりオリジナルのキャラクターを持っていた
と言うこと。あえて似ているところを探せば
ないことはないけど、ROCのスミスは黒の、
正規軍のジョーカーは白のコスチュームで
見た目にもわかりやすい。ところが入場は
ジョーカーの方がヒールっぽくて、スミスは
マグナムばり?(それは言い過ぎだけど^^)の
ダンス付き入場とスタイルは正反対。
この試合には前の試合の流れをくんで
前半ROCがやりたい放題に介入して、試合を
むちゃくちゃにしていたのだが、スミスが
「正々堂々とやらしてくれ」と懇願。
憮然とした感じでROCが引き上げていった、
そこからが本当にこの試合の凄いところ
だった。とにかく腕なら腕、足なら足の
一点攻めを両者がセオリー通りにきちんと
展開していたのだ。
まさにオールド.ファッション.プロレスリング!!
試合前メディコさんに「いわゆるフツーの
プロレスは期待しない方がいいですよ」と
釘を刺されていたものだから、よもやの
展開にうれしい悲鳴。
まさか、社会人プロレスでこんな
オーソドックスなプロレスらしいプロレスの
攻防が見られるなんて思っても見なかった。
そしてこの二人がこんなに出来る選手だ
なんて知らなかった。特にスミスは、
はっきりいってプロレス一本で食べて
いけなければおかしいくらいの人材である。
そのくらい徹底的にオーソドックスな、
そしてそれでいて洗練されたムーブには
息をのまされた。まさに一進一退でこれほど
試合にのめり込めようとは、誰が事前に
想像していたであろう。
そしてこれだけ熱狂的な小倉北体育館を
見たのは、たぶんセカプロの旗揚げ以来では
ないだろうか?
試合前に菊タローがマイクで「ここは
選手間でも沸かない会場って有名なんですよ」
とこぼしていたが、ここが小倉北ということ
自体も忘れていた。とにかくタイトルマッチに
ふさわしい試合だった。
これが出来るんだから、全国どこへ出しても
恥ずかしくないレベルだと思う。
プロレス一本で食べているであろう選手たちに
危機感を持たせたのだから、それは本物である
何よりの証だろう。だてに10年は活動して
いないのである。それを思い知らされた。
浮き雲のように現れては消える、北九州の
プロレス文化の灯はここが灯し続けていたんだ
なあという気持ちと同時に、
「ああ、この10年間を共に体感したかった」と
言う無念もかみしめねばならなくなってしまった。
とにかくこれは文句なしのベストバウトである。
「いや、一つの興業にベストがふたつは
おかしいやろ!」そこのあなた!
この試合を見てから言ってほしいですね。
名もなき戦士たちの、プロレスLOVEがここまで
詰まった試合に誰が甲乙つけられましょうか?
試合はどっちが勝っても納得のいく攻防の末、
スミスが勝利してヘビー級タイトルは移動。
ここでROCが出てきて、自分たちのヒーローに
祝福するものの、スミスがマイクをとって
語りはじめた。曰く「自分は6年前がむプロに
入ってきて、いきなり靱帯断裂、ヘルニアにも
なり、ヒールにもなった。でもベルトをとり
ました!ジョーカー、あんた強かったよ」と、
前王者をたたえ、そして「いままでどうも
お世話になりました」とこれまたまさかの
ベビー転向を宣言!仲間を呼び寄せると用意
していたおそろいのはっぴを着て
「がむスターズ」(当然元ネタはドリフ)の
結成を発表。これに激怒したROC総帥の
ドン.タッカーが「次回、4月25日の大会で
おまえをたたきのめしてやる」と鬼も笑わない
くらい気の早ーーーーーーーーーーーい抹殺宣言
をして、退散。
「これからは明るくて楽しいプロレスを
していきたいと思います」とスミスのマイクで
ハッピーエンド。興業は締めくくられたのであった。
試合終了後、撤収はヒール.ベビー共に
ノーサイドで手伝っていた。終了時間はなんと
21時半過ぎ。驚くべき事に5時間強の
超大興業であった。会場賃貸料やゲストへの
ギャラも考えたら、チケットが前売り
(しかも有名プレイガイドには一切置いていない)
だけというのは無謀にもほどがある。
しかし口コミと、手売りだけでリピーターを
徐々に増やしてここまで大きくしてきたという
事実に対しては素直に賞賛したい。
試合終了後にはスミスとめんたいキッドから
サインをもらった。めんたいキッドは一人で
九州プロレスのブースにいて、グッズを
売っていたのだが、何も買わない私のような
ファンにも快くサインしてくれ、自ら両手で
握手までしてくれた。本当にいい人である。
そしてスミスにサインを求めると、
周りの関係者たちから「おおーっ」と
どよめきが。はっぴを着たままの新王者は、
ものすごい好青年で照れながらサインして
くれ「明日からまたサラリーマンに戻ります。
一生懸命練習しますのでまた見に来て
ください」と握手までしてくれた。
こちらもいい人だった。
全体的に言えることは、素人が陥りがちな、
いい格好をリングで見せたいだけの
プロレスをしたいのではなくて、基本的な
練習からリングを組んだり撤収したり、
そう言ったことまで含めてのすべてに対しての
プロレスLOVEにあふれていた興業だったと思う。
たぶん興業も好きなんだろうけど、
普段の練習の方も大好きな練習の虫ばかり
なんじゃないかと思う。そして基本的に
みんなまじめ。
後、お子さんに対しての配慮も、
プロレス教室だけでなくて、会場隅に
色とりどりの風船を置いたりと、気配りも
半端無かった。子供が飽きずに声援を送って
いたというのは、何も関係者や知人や身内
だからというわけではないと思う。
今のプロレスが忘れ去ってしまっている
大切なものを、がむプロはかたくなに
守り続けて来たんだと思う。それが積もり
積もっての10周年。これはとてつもなく
重く、尊いものであるといっていい。
だが、最後に一言だけ。やはりプレイガイド
販売や当日券販売はしましょうよ。
よくいえば手作り感いっぱいのアットホームな、
暖かいお客さんばかりが集められるけど、
悪く言えば一見さんの目には触れることなく、
厳しい視線なしで若手が温室育ちになって
しまう可能性は十分にある。
あえていってしまえば学芸会の発表会を
金取ってやっているといわれても仕方ない
ところもある(それにしてはサービスし過ぎ
だけど^^)。
いや、なんでここまでいうかというと、
興業=発表会にしては、プロの団体としては
ダメだと思うのだ。金の取れる練習を積み重ねて
きたのであれば、それに対する対価は要求して
当然だし、それがプロフェッショナルだと思う。
社会人の片手間というにはあまりに熱心
すぎるし、全国レベルの実力も各選手が
持っているのだから、もっといい意味で
欲を出して、どんどん自己アピールをして
いってほしい。身の丈経営というにはあまり
にも無茶しすぎな興業だったけど、各団体の
代表どころを快くゲスト参加させてくれるほど
信頼関係もあるのだから、北九州をしょって
全国に羽ばたくくらいのつもりで興業数も
増やしてほしい。選手の派遣も増やすべきだ。
試合だけでは食っていけないというのは、
昨今どの団体も同じような事情を抱えている
のだから、条件は同じである。
仕事とのかねあいは大変だと思うけど、
大きな期待を寄せても大丈夫だと言うことが
わかったので、安心しておすすめも出来る。
これは文句なしにがむプロ、恐るべし!と
いっておこう。いつかは居酒屋がむしゃらにも
訪れてみたいものである。
アルコールは抜きでね^^
たっぷりプロレスについて語り合いたい
ものである。リングには上がれないけど、
そっちなら堂々と闘えるので^^
いつか挑戦させてくださいね!
よろしくっ! (完)
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プロレス居酒屋がむしゃら周年祭!!がむしゃら大感謝祭’09~10周年目だバカヤロー!!~観戦記.前編
がむしゃら大感謝祭’09~10周年目だバカヤロー!!~
観戦記
(09.11.23月.於.小倉北体育館)
とにかくおなかいっぱいになった。私的に
この日を振り返ってみたい。長くなるので
前編と後編に分かれます。
とにかく凄いものを見てしまったという興奮で
胸がいっぱいである。誘っていただいたメディコさん
にはただただ感謝である。
がむプロというのは、実は北九州の社会人プロレス
として、10年前に旗揚げ。そしてこつこつと大会を重ね、
今回10周年記念大会を開催したらしい。
「らしい」というのは、今年になるまでがむプロの
存在自体を知らなかったためで、それもそのはず、
試合ポスターとかそういう宣伝活動を一切していない。
客はすべて前売りのみで当日券販売がないし、
何もかもが異色づくめで始まる前は「とんでもないもの
がみられそうだ」という良くない期待感^^
の方が先に立っていた。
小倉北というのは駐車スペースがないので、
開始2時間前には会場に到着していないといけない。
なので17時開始なのに、13時半に家を出て、
渋滞にまきこまれつつも、14時半にはついてしまった。
ところが駐車場にはロープがかかって入れなくなって
いる。おかしいなあと思いつつ、がむプロのジャンパー
着た人に尋ねてみると、「しばらくお待ちください」と
いって奥へ。戻ってきたら「チケットがあればいい
そうです」ということですんなり駐車できた。
先に来られていたメディコさんは、断られていた
みたいでメディアドームに駐めたとの由。
電話したら「すぐ向かいます」といって、こちらにこられた。
メディアドームもイベントをやっていて、試合までかなり
間があるので、メディアドーム初潜入。
競輪も開催しつつのイベントで、レースは撮影禁止というのを
知らずに撮っていたら注意されてしまった。
外に出てメディコさんのおごりで半玉ラーメンを食す。
実は昼飯もラーメンだったんだけど^^晩飯代わりと
いうことで、ゴチになった^^ありがとうございました。
そして体育館に戻ってみると、なんと列が出来ている。
確かに全席自由の2000円!という破格の値段で
好きな席に座れるんだから、そりゃ並びもするだろうけど、
チケットあるのにみんな並んでいた。
かといってみんな前に陣取るかというとそうでも
なかったりして。この辺がフツーのプロレス興業
とも違っていた。
あろうことか、開始早々には体育館が8分の入り。
ほぼ満員!ここまで入っていたのは、ちょっと記憶
にないくらい。入場ゲートまであるし(この日専用のもので、
使い回しが出来ない。チケットもパンフもそう。
パンフなんてオールカラーでちゃんとした印刷で
500円ですよ!会場費とゲストのギャラ差し引いたら、
所属選手はノーギャラでやっていたとしか思えない。)
そしてレンタルで応援グッズも配られて、みんなそれを
ならしての観戦ということになった。
本部席には女子のリングアナと男性の太ったリングアナ
の二人と、秘書、コミッショナーが陣取り。
このリングアナ氏、あがり症なのか試合前に
こっそり発泡酒を一本あけていた。そのせいか
声量たっぷりの堂々としたコールをしていらしたけど。
ちなみにそれを差し入れていたのは女子の方。
ギャルっぽい格好に、当日大会大戦カードいり
Tシャツを着て、ちゃっかりグッズアピールもしていた。
着る人が着るとプロレスグッズもおしゃれに見えるんだ
なあと感心してしまった^^
16時過ぎにちびっ子プロレス教室が開催され、
若手が基本を見せていたが、結構綺麗な動きをする。
当たり前のことがきちんと出来ているといった
感じだった。この予感は実ははずれることはなかった
のであるが。
教室が終わると、今度は地元バンドの生演奏。
これがドへたくそで、耳をふさぎたくなった。
いい迷惑だなあと思っていたら、いつの間にかリング
には若手が三人上がって、件のバンドの生演奏で
熱唱し始めたのが、なんと「がむしゃらプロレスのテーマ」!
そして、菊タローと女性リングアナのルール説明
があった後、コミッショナーと金髪の女性秘書
(でも日本人^^)があがって、ここまでの因縁や抗争、
軍団の説明をひとしきり。そして入場式があって、
ここで正規軍が挨拶していると、入場テーマが変わって、
悪役のLOC(リージョン.オブ.カオス)が登場。
前コミッショナーのドン.タッカー(実は本当に
がむプロのえらいさんらしい)が蛍光ライト付きの
台車^^ に乗せられて登場。ひとしきり、演説をぶった
後、ストーリーの波乱を予告。
で、ここからやっと試合が始まるのである...
(長い...)
第一試合 レイ.タクマ.二夜.七海健大デビュー戦!!
20分一本勝負
●二夜.レイ.タクマ.尾原毅 対
七海健大.一輝.○ダークネス.ニッキー
簡単に説明しておくと、二夜がこの団体唯一の
女子選手。レイと尾原と共に本日がデビュー戦。
なんとおそれを知らぬと言うか、若手三人のテーマ曲は
あの「UWFメインテーマ」!(それもUインターバージョン)
いいのか?テーマ曲負けしないか?とこっちははらはら
である。一方の先輩チームは悪役というわけでは
ないのだけど、自然にそう言う役回りを演じていた。
試合が始まってびっくりしたのは、ほぼ男子は
全員上半身裸で闘っていたこと。
キャラクターレスラーは例外として、これは
最後まで守られていた。
話が脱線してばっかりで申し訳ないが、
この試合目を見張ったのは、尾原のUスタイル、
レイの初代タイガーばりのムーブ(ついでながら、
当然ミステリオ.リスペクトで619も披露)、
二夜の石頭キャラ(メディコさんが彼女に直接
聞いた話では、本当に頭が固いのでこういう
キャラになったんだそうだ)。みんなきちんとした
色を持っていること。これは驚嘆した。
そして試合が「できる」のだ。
二夜は正直まだデビューには不足だなと言う
ところがあったけど、ほかの二人はどっかの
団体にいたんじゃないかという位、
完成しきっている。基本的な動きから、グラウンド、
受け身も完璧。そしてキックが鋭い。
これは全体的に言えたことだけど、格闘技系の
練習を積んでいる選手が多いんだろう。
蹴りはみんなうまかった。
二夜はよその団体には修行に出させて、
もっともっと実戦経験を積んでほしいなあと思った。
石頭キャラなんて女子では異端もいいところである。
このキャラを生かせばプロレス一本でもやって
いけそうな気がするんだけど。
まあ、女版組長になるにはハードルは高いけど、
目指す頂上は高い方がいい。頑張ってほしい。
ああ...一試合目だけでこれだけ語っちゃったよ...
とにかくこの試合で完全にお客のハートはわしづかみ。
でもこれは前菜でしかなかったのだ。
第二試合 異色タッグ対決!!
20分一本勝負
●力龍.竹の子王子.炎!修市 対
○阿蘇山.白波佑介.アリマティ
力龍はフリー、阿蘇山と白波は九州プロレス。
もともと阿蘇山の中身の人が教えた事がきっかけで
がむプロは誕生したわけで、いわばお師匠さんの
査定試合。がむプロ勢はなぜか小林旭の「熱き心に」
で入場。これがプロレス会場で聴けるとは!!
この試合もみんな実力派揃いで、とにかく派手な
動きをしない、危険な大技に頼らない、相手の技は
受けるという基本的なことがすべて出来ていた。
後でわかったことだけど前座は前座のセオリーを
守って、そうしていたみたい。見事な心がけである。
プロレスって実はチームワークで「俺が、俺が」
だけでは通じないところのある奥深さがあるのだ。
お笑いかと思っていた竹の子もローンバトルを
耐え抜いて、試合は一進一退の末、阿蘇山が
竹の子から勝利。と書くとなんかしょぼい試合だった
ように思われるかもしれないが、これがおおまじめに
おもしろかったから凄い。
もうここらで完全に観戦モードはどインディーの
それではなくなっていた。
第三試合 林祥弘デビュー戦!!
20分一本勝負
林祥弘.YUJI 対 Dr.CHAOS.DIESEL
これは林にとっては苦いデビュー戦になった。
相手は変幻自在のLOCだし、TARUシートかと
思った、ディーゼルの動きがよい。以前はこんなに
よくはなかったんだそうだ。
林かYUJIか忘れたけど、コール時に「パパ頑張って!」
と黄色い声援が。家族ぐるみで公認されている
というのは幸せなことだと思う。危険と隣り合わせ
で決して楽ではない稼業なのに。
試合はディーゼルが散々かき回して、
カオスにタッチしていくのだけど、こいつがいまいち
動きが鈍い。まあ、この中ではということだけど。
LODの乱入にディーゼルの毒霧とやりたい放題で
正規軍の若手をいたぶり尽くして、試合を決めて
しまった。決して一方的にはならなかったけど、
結果を残せなかったのが残念。
次がなかなかないというのも、モチベーションを
上げにくいだろうけど、頑張ってほしいものだ。
ディーゼルは顔にひび割れのペイントにカラー
コンタクトと、赤い髪の毛が印象的だったが、
試合終了後は至ってフツーの感じの人で、
にこやかに観客を見送っていた^^
第4試合 九州ダイナマイト級王者決定戦!!
「34」分一本勝負
○TA-KI 対●グレート.フランケン
(TA-KIが初戴冠)
とにかくTA-KIの会場人気がものすごい。
だれそれ?っておもうでしょ?でも凄いのよ。
みんな知っていた。知らないのは私だけ状態だった。
一方のフランケンは入場テーマが全日版
「移民の歌」とくればそう、ブロディスタイルの継承者。
しかし顔にはペイントでコスチュームには
がむしゃら愚零闘夢多といれてあるように、
ムタのパクリ...いや、リスペクトレスラー。
でも毒霧ははかないし、チェーンは振り回すし、
キングコングニーはやるし、試合スタイルは
ブロディ。これが不思議なのですよ!
本当にものすごいチョイスとしているというか、
組み合わせ方が凄い。
よくムタとブロディをミックスしようなんて考えついた
ものだと思う。それで特筆しておかないといけない
のは、みーんな15分以上の試合をこなしていると
言うこと。シングルでもそれなのだ。
それでいて息が一つも上がっていない。
スタミナも抜群なのだ。これはいかに普段ハードな
練習を積んでいるかがよくわかるというもの。
この試合も基本的な手四つの攻防から
とにかくきちんとセオリーをかたくなに守って、
それでいてタイトル戦らしい重厚な試合運びで、
TA-KIが勝った。マイクで「段ボールのベルトです
けど」とばらしてしまったのはご愛敬だったけど^^
その後コミッショナーとのマイク合戦
(コミッショナーといってもセコンド業務もこなして
いたし。ここはヒール、ベビー関係なしに試合の
終わったものが順に後の試合の手伝いを率先
してやっていた。)で、本日お休みのジュニア
王座挑戦を直訴したが、「手薄な正規軍同士が
抗争するのは不毛」との理由で却下。
ここらへんは遺恨を残す形で「続く」となった。
第5試合 がむプロおまけ試合
疲れない程度一本勝負
●ダイナマイト九州.パンチ君.菊タロー 対
○ミル.ブラック☆スティック.GAM島聡.ランジェリー武藤
要するにかつての大阪プロレスの第一試合を
想像していただければわかりやすい。
キャラクターレスラー総登場でとても楽しい試合だった。
このメンツだから菊タローが試合を作っていくんだろう
なあと思っていたら、実は試合のキーを握っていた
のはランジェリー武藤だった。
この人、がむプロの人じゃないんだけど、
とにかく動きが半端無く武藤に似ている。
テーマ曲もシンボルでシンバルもって入場したときは
「ちょっとマニアックすぎるだろ」と思ったものの、
試合のムーブでやっていないのは、ムーンサルトくらいで
後は完璧に本家のコピーをしていた。
武藤の物まねでは菊タローも第一人者だけど、
彼が別に何もしなくてもいいくらい、きちんと
プロレスの出来る人だった。GAM島は元違う
リングネームでやっていて、「引退」させられた
そうで、そのことを菊タローにマイクでつっこまれると
さかんに「俺はGAM島聡だ」と否定していた。
しかし、こっちは入場までが小島で、後はこの人
独特の動き方をしていて、それを控えに回った
菊タローが物まねしていた^^
菊タローは自前のオリジナルタオルを持参して、
チョーク攻撃に使っては、会場に広げてPR。
しっかり休憩時間には売りまくっていた。
一本1000円。もちろん買わない^^
(続く)
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プロレスリングノア.09.11.22下関大会観戦記
(Winter Navig’09第3戦
於.海峡メッセ下関展示見本市市場 17時開始)
いや、この日の冷え込みは半端じゃなかった。
早朝4時に目が覚めたら気温12度...
ついこの間まで20度近くあったのに、
本当に風邪引くかと思った。体調は最悪だったが、
鍼治療でどうにか持ち直したので、予定通り
午後から、途中母の入院先によって、
そのまま会場へ。買い物する暇がなかったので、
今回は珍しくメッセに駐めた。
だいたいここはタワーの客はただにするくせに
見本市市場の客は規定の料金を取る。
スターレーンだって半券見せれば安くなるのに、
もう少しなんとかならんものか...
とりあえず駐められたので、そのまま階下に
降りて会場入り。先にメディコさんが
いらっしゃっていたので、挨拶といろいろな
雑感を話し合う。あっという間に時間が過ぎて、
会場にいらっしゃっている、アメブロで知人に
なった桃さんを探そうとしたのだが、
試合が始まるというのであわてて席に戻った。
第一試合 ○田上.小川 対 ●青木.谷口
試合前に秋山が「体調不良」の為欠場という
アナウンスが...おいおい、じゃあ小橋は
どうなんだよ。体調不良どころじゃないぞ。
のっけからトーンダウンしてしまった。
そして試合。
何というか、こういうのベテランが
やっていいの?普通もう少し若手を立てた
試合すればいいのに、メインからいきなり
第一試合になったからか?田上の社長
プロレスが全開。小川も先輩プロレスで、
とりあえず技は受けるけど、いいところは
みんな自分たちが持って行ってしまっている。
こういうの、いいのかなあ...
リング上ではものすごく愛想が良くて、
トラースキックまで披露した田上社長
だったけど、帰りの出待ちのファンを
押しのけるように脱兎のごとくバスに
消えていった、あれはどうかと思うぞ。
小川の愛想がないのは、今に始まった事
じゃないけど...リング上より動きが
速かった^^
第二試合 ○相島 対 ●伊藤
なんと外様の相島がこの日唯一のシングル
を任された。考えてみれば相島もキャリアは
とっくに10年以上超えている、いつの間
にかベテラン選手になってしまった。
地方のインディーを渡り歩いて、たまに
メジャーに顔出してのこの年数は重みがある。
まあ切符売って歩ける人材だから、あげて
もらっている...といったらそれまでだけど、
ちゃんと技は受けるしね。伊藤のいいところも
引き出していた。剛の相島、柔の伊藤という
感じでキャラ別けもはっきりしていたし、
見応えはあった試合だった。
しかも相島が勝っちゃったし^^
うーんテレビがついている頃にノアに上がって
ほしかったなあ...
一応G+でやってはいるけど...
第三試合 ●金丸.平柳 対 ○石森.リッキー
この試合は、金丸組の急襲で試合開始。
あれまくりかと思いきや、意外とのっけから
きちんとした技の応酬。この辺はノアのジュニア
らしいというか、前半戦の締めとしてはいい感じ
の試合だった。平柳もキャラにない空中戦で
一歩も引かなかったし、石森組をたてつつ、
金丸が引っ張るという感じの試合だった。
北側前席にはちょっとイタい感じの石森ファン
が手描きのボードで熱烈応援していたけど^^
あと、対角線でやたらフラッシュたくやつ
がいて、肝心なところが光でいっぱいに
なってしまうことがたびたびあった。
マスコミの分は仕方ないとしても、ストロボ
たいたら逆に写りにくいと思うんだけど...
じゃまだった。
試合は期待通りの盛り上がりで石森組が
勝ったけど、リング上は金丸組が占拠。
どっちが勝ったのかわからない試合だった。
ここで休憩。なんと10分しかない。
大急ぎで北側席へ向かうも、桃さん
らしい人物がいらっしゃらない。
ケータイでメールしたら、エラーが出て
戻って来ちゃったし...
しょうがないので売店でサインしている
健介の写真を撮りまくってたら、あっという
間に休憩時間は終了してしまった...
第四試合 ○斉藤.潮崎 対 ●エドワース.ヒーロー
潮崎が去年見たときより一回り
でかくなっていたのでびっくりした。
GHC取ったって聞いたときは「まだ
時期尚早では?」と思っていたけど、
とんでもない間違いだった。
いや、立場は人を作ると言うけど、
社長になった田上とは違う意味で^^
潮崎は変わっていた。斉藤にリード
されつつも、場外戦で「下関行くぞーっ」と
声を出してみたり、一発一発の技に
重量感も生まれていて、見ていて
頼もしかった。これなら近い将来ノアの
一枚看板になれる日もそう遠くはないだろう。
試合後のファンサービスも実に丁寧で、
エースとしての自覚も十分あったし、
これで名前の通ったフィニッシュホールド
さえものに出来れば、間違いなく政権を
任せられる人材だ。
いや、故.三沢社長はいい才能を育てていたね。
これは大事にしないといかんですよ。
タッパもあるし、スタイルもいい。
マスクも整っているし、どの支持層からも
受け入れられるだけの器を持っていると見た。
将来が楽しみである。
第五試合 ●健介.森嶋.宮原 対 ○力皇.ヨネ.鼓太郎
こちらは、その潮崎に抜き去られた
元?エース候補同士の一戦。今まで散々
チャンスに恵まれながら、ことごとくそれを
つぶしてきた感のある森嶋と、人の良さがリング上
にまで出てしまっている力皇との対決は、
さすが大型同士ということもあって見応え
十分なのだが、いかんせん目立っていたのは
健介。とにかくあの小さい体で誰よりも技を
受けまくって、誰よりも声が出ていて、
ベテランなのに誰よりもはつらつとした
ファイトぶり。珍しく監獄固めまで披露して
くれるサービスぶりで、しかもリングを
降りればあの通りのいい人。もう少し森嶋と
力皇の対決が自然と観客にもフィーチャー
されるような試合運びをしないと、外様の健介
にみんな持って行かれてしまうぞ。
まあ、力皇にはその危機感があったんだろう。
珍しくマイクを持って、GHCタッグに挑戦表明。
これを健介が受けた事で、たぶんGHCタッグが、
最終戦あたりで組まれるんだろう。
ヒール色を強く打ち出している力皇に比べると、
森嶋はもっと健介から学ぶことは多いと思う。
彼らがいる内に、逆に彼らを食ってしまう
くらいでないと、再浮上は難しいかもしれない。
悪い意味でセミファイナルの人達になりつつ
ある二人に期待するからこそ、あえて苦言を
呈してみた。森嶋もマイクで下関にアピール
していたのは潮崎と同様だったけど、
ウケが違っていたと思う。それがすべて
じゃないかな...
第六試合 ○小橋.バイソン 対 ●杉浦.佐野
佐野のメインというのは、少なくとも
生で見た限り記憶にない。長いこと見ているけど
たぶんはじめてかもしれない。かなり貴重な
マッチメークになった。入場は一人一人の
テーマで入ってきて、鼓太郎同様?小橋にも
のぼりが。「グラウンドソード」のピアノの
旋律と共に大「小橋」コール。やはり今ノアを
任せられるのは名実共にこの人しかいない
というのが実情なんだろう。
正直観客の入りは、全日より少なかった
(半スペースでかなり空席が目立った)けど、
盛り上がりはこの日一番の大歓声。
やはり、役者が違う。そして小橋ワールド全開!
他団体要員で名を売っている杉浦がもっと
前に出てくるかと思いきや、意外とヒール色
強めの、小橋たてーの、な試合をしていた。
もう少し自己主張しても良かったと思う
んだけど...佐野は相変わらず控えめ
ながら、ところどころで自己主張はしていた。
まあ、この人はメインに出ても、第一試合に
出ても同じ感覚で試合をしている人だから、
良くも悪くもマイペース。
試合は、佐野が取られるとの予想を覆して、
杉浦が負けてしまった。この人をこういう
風にしか使えないのが、今のノアの実情
なんだなあ...と思うと、ちょっと
寂しかったけど、まあ会場が盛り上がったし、
全体的な締めとしてはとりあえず理想型
だったので、良しとしておこう。
試合終了はなんと7時10分過ぎ。
10分の休憩引くと、ジャスト2時間。
中堅選手の大半が試合に出ていなくて
(帯同していたのは志賀だけ)、6試合。
しかし、入場料設定は今までと変わらない
んじゃ筋が通らんだろう。まあ、会場費を
浮かせたいとかいろいろ工夫しないと
厳しいというのはわかるんだけど...
まあ、出待ちするだけの余裕があったし、
いい方に取れば、選手と生で接する時間が
長くもてたというのは、地方ならではの、
のどかさでもあったし。大半の選手は
足を止めて、記念撮影やサインに応じて
くれた。サインをいただいたのは、
潮崎、健介、バイソン、力皇、小橋の
5人。あいにくバッテリーがいっぱいで
記念写真はメディコさんにとってもらった
が、2年越しに小橋との2ショットも
実現したし、握手もしてもらったし^^
まあ、最後に至れり尽くせりで終われたので
よしとしておこう。しかし本当に小橋は
若い頃から今まで終始一貫して姿勢が
変わっていない人だ。本当に凄いと思う。
ファンへの接し方も全く変わっていない。
小川もそうだけど^^こっちは悪い意味でね^^
いや、最初からサインもらうつもりも
なかったけど^^
しかし、田上社長の逃げ足の速さだけは
どうにかならなかったかなあ...
リング上とリング下で態度の違う選手は
ファンから好かれなくなりますよ、社長!
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がむしゃらレスラーズ
「がむしゃらプロレス」を観戦してきたんですが、
いやー、凄かった。本当にいいもの見せてもらいました。
全5時間強という長時間ながらまったくだれない
中身の詰まった興業でした。
それで2000円ですよ。
一試合100円台って...
ゲストのギャラと会場費払ったら赤字ですよ。
よくこんなことしたなあと...
呆れるやら、ありがたいやらで...
で、その中で私のミクシイ日記を見て
続々と選手がコメント寄せてくださったんです。
嬉しいですね。書いた甲斐があったというモノです。
で、嬉しかったのでイラストも描いてみたわけです。
一枚目から、JOKER、SUMITH、TA-KI、一輝
各選手です。名前覚えておいて損はないですよ!!
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マダムと女房
09年327本目。
今回は、下関市菊川町ふれあいセンター
アブニールという、田舎にありがちな、無駄に
でかい公共の箱物でおこわなれた、田中絹代
生誕100周年(今月26日がお誕生日だそうだ)
事業の一環として、下関市が主催した無料
上映会に行ってきた。
あいにく天気はそんなによくなかったのだが、
ついてみると広い駐車場が埋まっていた。
定員700余名で400人くらいいたかな。
結構な入りだった。
私は松田優作さんの小.中.高の後輩
でもあるし、うちと田中家とは、前々から
お墓がご近所で、移転してからも同じ区画の
ご近所さんなので、下関の生んだ映画人とは
何かとご縁があったのだが、田中絹代さんの
映画をみたのは今年になってから2本だけ。
しかもスクリーンとなればこれが初めて
だったので、大変期待していた。
市の職員さんが滑り気味の淀川長治の
物まねで解説をしていたのを聞くと、
昭和6年の作品でその年のキネマ旬報の
一位になった、日本初の長編トーキー映画と
いうことで、しかもドリフターズばりのコメディ
だという。これは期待せずにはいられない。
初めてのトーキーと言うことでとにかくあらん
限りの音をぶち込んだやかましい映画と
いうことだったが、実際見てみるとドリフ的な
ギャグはどこにもなく、どっちかというと、
チャップリンとかに近いものを感じた。
とはいってもやはり笑いのセンスが昔すぎた
ので会場から(年配の方が多かったけど、
彼らだって当時は生まれたか生まれていないか
の時代の作品だから)笑いが漏れると言うことは
なかった。そうはいってもそれがつまらないと
言うことではなくて、なんというか資料的価値が
高いというか、当時の世相をおもしろおかしく
描いた作品としてみれば、全然問題なかった。
そして田中絹代さん22歳の時の作品と
言うことだったが、この若き女房役
(二人の子持ち!しかも名前が絹代という役
になっていた)を実にかわいらしく演じて
いらっしゃる。この監督さんは、田中絹代版
「伊豆の踊子」を撮られた方だそうで、
たぶん絹代さんの魅力を存分に引き出す術
を心得ていたんだろう。こういうコメディでも
きらっと光る確かな演技力は今の女優さん
にはないものを感じた。この若さでこういう
演技というのはなかなかできるものじゃない。
世相を考えるとちょうど一次大戦と二次
大戦の狭間にあって、日本がつかの間の
平和を享受していた頃と言うことで、横文字も
バンバンでてくるし、女性がたばこを吸うシーン
も当たり前のように出て来る。この後の事を
考えると、この時代はいろんな意味で戦前の
最も幸せな時期だったんだなあと言うことが
よくわかる。まだ娯楽が映画しかなかった
時代に、これは貴重な人々の心の潤滑油
として、大勢の人々を楽しませたに違いない。
そう思ってみるといろいろ感慨深い
ものがあった。
なお、主題歌の作詞はサトウハチロー
さんが担当されているが、残念ながら音が
悪すぎて聞き取れなかった。何という歌なのか、
歌だけ別に聴いてみたい気がした。
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気が早いけど...
更新しました。クリスマス用の絵って
描いたことがないんで、
最初はどうしようか考えたんですが、意外と
似合わない取り合わせがいいんじゃないか
と思って(失礼!)、また松田優作先輩の映画が
下関で12月に封切られることになったので
丁度良いタイミングかなと思って^^
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いや、放置はしていませんよ^^
今日の所はご勘弁を...
しっかしおそろしく季節外れな絵^^
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森繁久弥さんなくなる...
09年8月23日鑑賞。
09年243本目。
以下、ウィキより抜粋。
1986年に英国でアニメーション映画化、日本では
1987年に公開された。
日本語版は監修を大島渚、主人公の声を
森繁久彌と加藤治子が吹き替えている。
題名はマザーグースの詩、「風が吹くとき」
(When The Wind Blows)より。
ただし、実際の上映に際しては、通常の映画
とは異なる措置がとられた。
内容を考慮して、映画館での上映は行わず、
県の教育会館のホールなど、
公共の施設で通常の映画公開期間
よりも短い期間に限定して
公開した地方も一部にはあった。
主人公は、イギリスの片田舎で静かな
年金生活をおくっている老夫婦ジムとヒルダ。
しかし、世界情勢は日に日に悪化の一途を
たどっており、ある日、戦争が勃発する。
2人は政府が発行したパンフレットに従って、
保存食を用意し「シェルター」を作るなど
の準備を始める。
そして突然、ラジオから3分後に
核ミサイルが飛来すると告げられる。
命からがらシェルターに逃げ込んだ2人は
なんとか難を逃れるが、放射能がじわじわ
と2人を蝕んでいく。救援がくると信じて
止まない2人は、次第に衰弱し……。
• 原作: レイモンド・ブリッグズ
• 監督: ジミー・T・ムラカミ
• 脚本: レイモンド・ブリッグズ
• 音楽: ロジャー・ウォーターズ
そして、主題歌はあのデビッド.ボウイ!!!
ちょっと違ったテイストのが見たくて、
セレクトしたんだけど、許してくれなかった。
途中で気分が悪くなって、休憩を挟んだ。
一時間20分の映画なのに...
これは、なんていったらいいんだろう。
実写を挟んだり、イラストを動かしてみたり、
セルにも特殊加工を施したり、結構実験的な
アニメでもある。絵柄もほのぼのしているし、
これは、心和むなあと思って最初は見始めた。
もちろん前知識なんて一切なかった。
そして、これかムラカミ監督のオリジナル
だと思っていたけど、原作者のレイモンドさん
が直接脚本を書かれている。
でも、一番問題なのは、内容...
こうした作品は日本人以外には出来ない
と思っていた。
想像だが、レイモンドさん自身や親類に
被爆体験があるか、もしくは、広島か長崎に
行った経験があるか...
で、なければこんなストーリーが
書けるはずがない。
少なくともこんな強烈で残酷な外国製の
原爆映画というのははじめて見た。
ある意味「はだしのゲン」や
「夕凪の街、桜の国」に匹敵する衝撃
を受けた。イギリスでこんな映画が
とられていたなんて....
絶対アメリカでは作ることは
出来ないだろう。
こんな映画をBS-2の午前中に
放送するとは....
恐るべし、NHK!!
デビッドのなんともいえない、
時に無情にも聞こえる音質の曲が、
さらにこの映画の本質をあおりまくっている。
いかん、へたすりや本物のトラウマ
になるぞ。
とんでもないものを見てしまった!!!!
...という映画を今年観たばかりでした。
このレビューを旅ただれた森繁さんに捧げたいと
思います。
合掌。
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いろいろ描いていました^^
体調が二転三転する中、ちょこちょこ描きためた
ものを一挙公開します。
カレンダー以外はバースデイイラスト
なんです。2枚目のはまだ、お生まれになって
いないのですが、私の古くからつきあいのある
ブロガーさんが、二度の流産を経て、待望の
赤ちゃんを授かって、そのお祝い用に
描いたんですが、予定日過ぎてもまだ報告がないので、
実はフライングで発表しちゃうんですけど、
めでたいことだからいいですよね^^
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11月3日のいちにち
まず午前中にお会いした方とは、
長いプロレスファンと言うこともあって
初対面なのに、もの凄く砕けた話が
できて、お互いの考え方の違いや、
ものの見方、感じ方など大変勉強に
なることばかりでした。
やはり、プロレスファンっていいなー
と思えた瞬間でした。
またお会いしたいですね^^
お会いする前は、勝手がわからなくて
緊張はしていたんですが...
初対面の人との交流に
関しては、長年の蓄積があるので、
心に病を抱えた身ではありますが、
今回もそれを信じて、なおかつ
絶対いい人だと信じて臨んだら、
大正解だったわけです^^
でも、やっぱ緊張が解けた瞬間
睡魔に襲われ、2時間爆睡してしまい
ました...前日は22時に寝ていて、
午前5時に目が覚めたので、睡眠が
足らないというわけではないの
ですが...
やはり、反動なんでしょうね...
しかし、午後からは返す刀で、
母を温泉まで連れて行きました。
前日「どうしても温泉に行きたい」という
たっての要望があったのですが、
先約優先でいましたところ、天の配剤か
午前中に会えることになって、
温泉とのダブルヘッダーが実現できました。
母も入院前で鍼にもいけずに、結構辛そうに
していたので、このタイミングはベスト。
本来なら、整骨院に行くはずの火曜だった
3日は祝日でお休みだったので行くことも出来ず、
温泉だけが頼みの綱だったわけです(それを
いうなら、同じく整骨院通いの私にも渡りに船
だったわけですが...)
行ってみたら、まあすごい人...
混雑では今年№1だったかもしれない...
とにかくひっきりなしに人がやってくるんです。
しかしその間を強引に縫って、打たせ湯にも
電気風呂にもジャクジーにも入りました。
ちょっとこっちも無理しすぎたかも...
あがったら、ぐったりしてしまって...
まあ、ともかく体のほぐしにはなったので
これで金曜の通院日まで体がもってくれれば
いうことなし。
そして、今日は餃子の日だったので、
王将へ直行。ここも駐車場がすごい混雑!
近場にレジャーを求める人が多いせいかも。
その割には、店内に人いなかったけど...
あっさりと、待たずにできあがって
熱々のまま、帰宅して食しました。
おいしかったです^^
1日終わってみれば実に濃密でした。
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毎日更新が出来ん...
デザインしました^^
ちなみに名刺の完成品にはメアドが入ります
(だから空白があるんです^^)三枚目が
裏面ですが、ここには本名と住所と電話番号を
いれます^^
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コマネチ!
コマネチ強要した上司が
訴えられる!
(ガジェット通信 - 10月30日 05:23)
なんとも信じがたいニュース
が飛び込んできた。
上司の営業部長が部下の女性に
ビートたけしのギャグ「コマネチ」を強要し、
裁判沙汰になっているのである。
営業部長は女性に対して机の上に
立つよう命令し、さらにコマネチをするよう
強要したのだとか。富山新聞の報道によると、
「男性社員3人とともに30回以上、
大声でコマネチのポーズをとらされた。
さらに、スカート姿で足を広げて机上に
立たされ、男性社員の前で、10回に
わたって大きなポーズでコマネチと
絶叫させられた」とのこと。
最低でも40回のコマネチをさせられたことになる。
つまり、「コマネチ! コマネチ!
コマネチ! コマネチ! コマネチ!
コマネチ! コマネチ! コマネチ!
コマネチ! コマネチ!」と、他の社員が
いるなかで叫びつつ、股間に手をやる行為を
させられたのである。
これは男性でもかなり恥ずかしい。
ましてや被害者は20代の女性であり、
さぞかし恥ずかしかっただろう。
このニュースを伝えた『ぱふぱふニュース』
の記者は、「この女性社員はまだ20代。
うら若き乙女。なんという酷い上司でしょう」
とコメントしていた。確かにその通りである。
女性は元勤務先の会社に対して360万円
の損害賠償を求めているが、会社側(上司)は
「事実と反する」として争う姿勢のようだ。
女性は「恥やプライドを捨て職務に当たる
ために机に上がれ」と言われて仕方なく机
に上がり、威圧的な態度に恐怖を感じて
命令されるがままにコマネチをしたそうだが、
営業部長もなぜコマネチという1980年代の
ギャグをやらせようとしたのか?
それが事実であれば、まったくもって
意味不明である。
コマネチだったとしてもそうじゃなかった
としても、「恥やプライドを捨て職務に
当たるため」ならば他にもいくらでも
根性をつけるやり方はあるはず。
少なくとも、コマネチで根性がつくとは
思えない。この裁判の行方、ある意味、
のりピー裁判よりも興味深い内容の
裁判になるかもしれない。
となると...
映画「ギララの逆襲」でも加藤夏希に
「それ」を「強要?」した河崎実監督も
訴えられるって事^^?
なんのことかわからない人は
今すぐレンタル屋に行って「ギララの逆襲」
を借りてくるのだ!!
ヒントとして予告編だけ載せておこう^^
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