もんまり庵

今日、駅前のおもちゃ屋さんが閉店しました。




小さなお店だったけど、駄菓子やレトロなゲームや、奥にはカードゲームを持ち寄って遊べるスペースもあって、子ども達の放課後の憩いの場だったのです。


息子も以前、毎週行われていたベイブレード大会に足繁く通いました。

その場で知り合った子と競いあったり、情報を交換しあったりした、思い出の場所でした。



今日閉店という事で、在庫一掃半額セールをやっていたので、今までの感謝の気持ちを兼ねて覗きに行きました。


もう、ほとんどめぼしいものは売れてしまった後でしたが、懐かしいオモチャも見つけました。

何世代か前の仮面ライダーやプリキュアのグッズ。
グレンラガンのカード。
ムシキングのオモチャ。
レジェンズのタリスポッド見つけたときは感涙モノでしたよ。


今更それを買っても仕方ないので、結局何も買わなかったんですが……。





私たちがこの街に来たときには、このお店以外にも数件おもちゃ屋がありました。
それがいつの間にか一件…また一件と姿を消していき、ここが最後の砦だったのに……。






最近はみんなどこでオモチャ買ってるんだろう。

少し離れたところにあるトイザらスなのか。

それともネットとかで買っちゃうのか………。


それが悪いわけじゃないけど、何だか味気ない。


街のおもちゃ屋さんって、商品以外の価値があるんだもの。

おもちゃ屋のオッチャンとの会話

年齢や学校の壁を超えた、新しい友達との出会い…

色んな事を教わった気がする。
駄菓子屋も同じ。
人との交流。社会のルールやマナー。遊ぶことの楽しさ。競うことの楽しさ。
ワクワクとドキドキが、おもちゃ屋には詰まっていた。




息子が大人になっても、この場所が記憶の中にちゃんと残っててくれればいいな…。