杏ジャムのログ

過去絵と日記

プロフィール

デジタルで絵を描き始めて2年と少し・・・
しぃペインタの知識は少しだけあるけど、未知の機能がまだまだある・・

いろいろな技術を湯水の様に操れる人になりたい。

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新着日記一覧

10月06日
21:44

「あ!直ぐにお代わり用意しますね」
立ち上がり給湯室に向かうサリ。
「シア様!とっても勉強になりました!」
離れた場所の為いきおい音量が高くなる「良かったわ!」
「剣士への講義も、さっきみたいなお話されるんですか?!」
「だいたい同じよ!でもほとんどの人寝てるわ!」
沸騰迄時間があるんだろうサリはテーブル迄戻って来て立ったまま答える「豚に真珠ですね・申し訳ないです」
別にサリ自身は悪くないのに謝罪される「しょうがないわ、無駄でも私の仕事たし、中にはちゃんと聞いてる剣士も居るから」稀にだけど・・と、思いながら言う。
「・・えと、シア様や他の賢者・魔女の方達も同様に、戒律って言うか制限みたいなのあるんですか?」
「あるわ、その魔力によって様々だけどホントのところは不明」
「え?」
「さっき言った通り、自身の魔力を知られる事は、相手に弱点を曝す事なの、だから基本属性・地水火風以外は、自身の魔力について語るのは親しい人だけ・・だから私が知っているのも、限られた人だけなの」
「それ、教えて頂けますか?」
「いいわよ私が知ってる範囲内でならね、でも基本的には魔力展開の時間が最大の弱点ってのは、同じよ」
「はい」

10月06日
19:16

「欠点?」
「氷結が発動するまでの時間」
「でも、私と対峙した時はかなり早かったです」
「流石にこの部屋くらいならね、でも城全域だと30数えるくらいは掛かる、しかも私自身は集中の為無防備よ・・サリなら城外で私が魔力展開するの気付いたとして中心に居る私を切る事簡単だろ?」

「気付ければ・・でも私にはその兆しを読めません!」
「ん、そうだろうね・・でも、私の弱点はそこなんだ・・魔法戦はね、相手を知り己を知り、経験や知識で工夫を凝らした者が克つ!魔力の高さや強力さじゃあない・・」
「分かります・いえ、分からないですが、この身を持って体験しました!」
「ん、経験は武器だね・・だから生き残る事が大事・例え負けても次に繋がる」
「ハイ!」
「と最大範囲の時もう一つ欠点があるんだ、それは威力をコントロール出来ない」
「へ?」
微笑み「もし、城の何処かにサリが居たら?しかも私が知らなかったら?」
「あ!」
「見える範囲なら制御出来るけど、それ以外は出来ない・・火力は大きい事は良い事だけど、戦略としては細かな制御が必要な時もある・・コレが私の魔力の第二の弱点よ・・」カップを口に付け、空なのに気付く。