杏ジャムのログ

過去絵と日記

プロフィール

デジタルで絵を描き始めて2年と少し・・・
しぃペインタの知識は少しだけあるけど、未知の機能がまだまだある・・

いろいろな技術を湯水の様に操れる人になりたい。

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04月26日
21:17

1日が終わり、ベッドに入る。

サキの言った事は、彼女自身理解していると思う・・

私とサキで何が違うのか・・彼女は領主として民を統治する義務がある・

私の知らない業務がある・

ソレを放り出し、自分の好きな事を続ける事はできない・・

本当なら3日に一度すら来る事も、良くないはず・・

でも、キルケ様は止めてない・・きっと状況を理解する事と感情は別だと知っているから・・

キルケ様も、その感情を知っているのだろう・・たぶん、その感情の名は『嫉妬』・・

努力して来たって言ってたキルケ様、実際その『努力』を目の当たりにしてる『賢者』と成った今でも・・

私は恵まれている、『二人』の偉大な『師』に『教え』を受け、『守られ』ている・・

そして、何より『好きな事』を続けている・・ソレは、感謝以外の何物でもない・・


ふと、思う・・私は『このまま』で『良いのだろうか?』

カタリ・・

卵が動いた?・・見ると、その場で、静かに佇むソレ・・「気のせいか・・」
わざと声に出して言い、自身の声に安心する・・

明日も早い・・もう寝よう・・

その時は気付かなかった、卵に微かな亀裂が入った事に・

04月26日
07:24

キルケ様は『知っている事に意味はある』って言う。
ん、その言葉通り経験も知識も自身の糧だ・・
ふと見るキルケ様の表情は穏やかで、私の考えは間違いは無い・と、確信する。

「レン・次の始まりは14時から」
「はい!」
空いた食器を重ねて、洗い場へ・・
全て運んだ後、私に付いて来たサキが言う「洗い物は得意の『水属性魔力』使わないのか?」
「使わない」
「なんで?」
「キルケ様が駄目って言った」
「調理はオッケーなのに?」
「なんで、料理に『魔力』使ったの知ってるの?」
「やっぱ使ったんだ♪」
しまった!「引っ掛け?!」
「へへ」
「使ったわよ!これで満足?」

「ちゃう、調理はオッケーなのに洗い物は駄目な理由」

「あんたが・お客が居たから、調理時間を短く・魔力解禁するからって言われたの!コレで満足?!」
「レン」
「何よ!」
「弟子入りを希望する私が、『お客』を満足するって思う?」
「ソレは・・」
「さっきの話も、レンの為だったのが分かる・・私とレンで、何が違うの?」

涙を堪えて言う「レンは、羨ましいばかりだ・・朝起きてすぐ『最高の師』が目の前に居る・ソレから寝る迄『教え』は続くんだ」