とりあえず、『動作』を確認しよう。
左手でそっと剣を持ち上げる・・右手の人差し指に魔力を水滴をイメージし、握り部分に垂らす。
劇的に軽く!いや重さを感じ無い剣・・
垂らした魔力が無くなるにつれ本来の重さを取り戻していく・・
「すげぇ・・!」
台所から「香りだけじゃないですよ♪」と、サリ。
勘違いだと理解しつつ「楽しみにしてるわ♪」
「ハイ♪」
彼女は意志をイメージすればその通り動くと言っていた。
無属性の魔力を展開し柄を握る。
急速に吸い取られる感覚!・・剣は軽い。
そのまま右に振り、返し左に振る、私のイメージを読み取り思う軌道を辿る、腕を振る感覚?!
・・柄部分の方程式は、使用者の意志を読み取る為のものだった。
けど、もう1つの魔石からの回路は?
剣に属性付与の為『氷結』を展開『属性付与』する。
同時に剣から信号が来る。
「サリ」
「もう少しです♪」
「ありがとう!ところで、私がこの前に属性付与した時剣からなんか聞こえなかった?」
「あ、ソレめっちゃ煩かったです!なんで最後の斬撃好きにして!・・って言っちゃいました、まずかったです?」
「大丈夫」
「良かった♪」
大体分かった。