勝負は一瞬でつく・・
導像の『石弾』は、近距離でこそ命中精度も連射能力も高いが、
熟練の剣士にとって、その発射動作は起こりが判り安過ぎて、
避ける動作すら面倒に思える程・・
ま、対魔術士用だからしょうがないけどね・・
連射の合間に近づき、ナギを数回振り抜く!
・・コアを残し、崩れ落ちる土の身体
再生が始まる前にソレを蹴り上げ『土』との繋がりを断つ。
ナギ達を納め、落ちてくる『コア』を受け止め振り返る。
「終了だよ・・」
「・ん」美咲は俯いたまま答える。
「どうする?これ」
「・・プログラム書き換えて、とっておく・貸して」
「はい」って渡す。
書き換え用の符?を具現化しながら、私を見る美咲・・
「・・さっき、私の耳元に・・」
「ねぇ!」
「え?」
「あれ!」
私の指差す方向に扉、さっき迄なかった物だ・・