壁に刻まれた遅延スペルの残留魔力が尽きたのかな?、ガンマレイの魔法攻撃が最後だったみたい。
ナミ達をしまって、怪訝な顔の美咲に抱き付く。
「きゃあ!」
「も、大丈夫だって!」
「まだ分かんないわ・よ・・何コレ?」
「チョコだよ、さっき言ってたやつ」
「・・ハート型」
「あれ?甘いの嫌いだった?」
「・き、嫌いじゃないけど・・食べたらハート、壊れちゃうじゃない・・」
なんか可愛い事言ってる美咲・・
「なるべく形崩さない様に食べれば?」
「・ん」
食べようとした瞬間、砕け散るソレ!
振り向くと『導像』が身体を具現化しているところだった。
絶対許さない!!ナミ達を呼び出そうとして、美咲に声かけられる。
「・みゆ」
「ごめん!ちょっと今回は、手加減でき・な・」
最後迄言えなかった・
「・・手加減?何言ってるの?全力で切り刻みなさい・最後は私の『核爆』でプラズマ迄分解するから・」
笑顔なのがかえって怖いです・・
「みゆの『水蛭子』でも、良いわね・・」
ソレ、この地域消滅しちゃいます・・