このタイミングで重要キャラ、グレイスくんです。
男の子です。
200年前に封印された「魔族」。
高位魔族なので、封印ついでにその魔力を街の結界に流用されていた為、目覚めた直後にぶっ倒れ、起き上がれないくらい弱った状態でヴィルトに拾われました。
以降、色々な事情が重なり、戦闘には参加しないが家事担当として教会に居座ることに。
元々「スレイヤーズ」のゼロスを基にしているので、
彼のようにパーティから出たり入ったりする、つまり敵か味方か解らない、という立ち位置でした。
なんですが…
何処でコースを誤ったか、固定メンバーに。加えて、随分性格変わりました。
付かず離れずなのは、距離を測れないから。
本心を見せないのは、傷付くのが恐いから。
精神的に脆くなりましたね。
目覚めたら何処にも味方の居ない状況、
相変わらず自分をいたぶることに命かけてるインフェルノ、
一度は助けてくれたのに刃を向け、冷たく接するヴィルト、
人間のくせに、得体の知れない強さで自分を凌駕するアヤ、
リーダー組がそれだから、歯向かいたくても、パーティ放り出されると困る。
※
インフェルノってのは、魔族に敵対する「神族」で、グレイスに個人的な恨みがあり、また彼に過去何かやらかしてトラウマ持たれてるので、それを利用して、一人で居るところを度々ちょっかいかけにやってくる、って言うサブキャラです。
グレイスは彼に近付かれると、身動き取れないくらいに怯えます。
「氷」を属性として持たせたせいか、クラスターのように刺々しく、
「僕に触るな!構うな!近付くな!」の3拍子。
でもその実、大陸に唯一残された魔族が故、いつ何時誰に襲われるか解らない、不安な環境で。
そのせいか、感情の起伏も激しいです。
普段(メンバーに守られてるせいもあって)平穏…と言うより無感動に過ごしてますけど、途端感情メーター動くとそのまま振り切っちゃうような。
あまり自分の気持ちを言葉にするのも上手くないので、言えない気持ちが胸に溜まるってのもあります。
彼の気持ちを汲んでやれるのは、一番上手いのは、ヴィルトですかね。
彼がパーティで唯一、感情と理性のバランスが取れて且つ、それを他者に還元できるんで。
思いやり値の高い二人、アシュトンは感情寄り、アヤは理性寄りで、非常に偏ってます。
とはいえヴィルト、そんな面倒見てやるつもりなんて、無いわけで。
たま~に見かねて宥めてやって、
グレイスからすれば自分を嫌ってる筈なのに優しくされて、でも翌日にはいつも通りで、
どう接して良いか解らずに、頭の中で、言葉で処理し切れずに、またストレスとして蓄積されていく……というループです。
Σあ、二人は同室です。
そんな彼の良い逃げ道は、シェンガクティとアシュトンですね。
彼らには裏表が無いので、割と安心して付き合えるようです。
ついでですが、グレイスは犬やら猫と言った動物も割と好きです。
蛇足ですが、髪は元々ヴィルトよりありました。
封印される時バッサリいかれてます。今の形に整えたのは、義経です。
髪は漆黒。光に当たっても、茶色味が入りません。
目は、濃紫(プラム)、瞳孔は猫のような縦ライン。
体型は、中性型。
声は、男性の中ではひときわ高く、どちらかというと声変わり前の少年。
名は…雰囲気でしたね。
綴りも何となくGlaceで、「氷」の意味があったことから、得意属性に。辞典で見たら「グラッセ」って書いてたから、パティシエスキル追加。
Graceは女性名前だったってことを後で知った。
「神の恩寵」って意味があるからか、とにかく愛されてます、この子。
(隠し設定が多く、彼の言動の殆どに伏線があります《後々回収します》。)
母と姉には大事に育てられたし、歪んでるけどインフェルノにも愛されてるし、何だかんだでアヤ達にも可愛がられてるし、
恵まれた環境なのに、何故かそれが全部マイナスに働く、という不遇の(?)キャラ。
端から見る幸せが、当人にとってはそうとも限らない、って言うのを地で行ってますね。
泣いたり怒ったりが多い子ですが、まぁ、幸せになれ。
なれるといいね(ォィ)
私はこの子が一番好きです(ノ∀`)