プロフィール

野に咲く一輪のタンポポのようにヒッソリ暗躍中!?
じゃ、ランク入りはダメじゃん。
と、今頃気付く大馬鹿者。

徘徊癖がありそこら辺うろつきます、ご注意ください・・・。(気にしないでね~)

投稿画像は『しぃペイントツール』が使用困難のため、市販ソフトを使用中です。

その時気分のイメージ一発屋。
ストレスが限界を超えると、やたらと裸婦に走りますのでご注意ください・・・。

基本、『こらぼ』は全て可にしてます。
ご自由に、いじりまくって下さい。(笑

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(2013年5月23日)日記一覧

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2013-05-23 02:13

たまごやき

技術科の授業が終わり、教室へ戻ってくると女子たちはいなかった。
まだ家庭科室から戻っていないようだ。
時間は12時、そろそろ昼でも食べようか。

「弁当食おうぜ~。」
一緒に戻ってきたYが弁当をひろげ始めた。

なにか忘れている・・・、なんだっけ?
腹の虫も鳴いている。
腹ごしらえすれば思い出すだろう・・・。

俺はYとメシを食い始めた。
さっさと食い終わってくつろごう、昼休みなどアッという間に終わってしまうのだ・・・。

ちょうど食い終わったころ、廊下が騒がしくなってきた。
家庭科室から戻ってくる女子たちだった。
教室内がいっきに騒がしくなる。

「あ~っ!?」
教室内をひときわ大きな声が鳴り響く、それはK子の声だった。

「たべちゃった~!?
 もう馬鹿~~っ!!
 あれだけ約束してたのに~ぃ!」
えっ?あっ!?そうだった~っ!!
なんか一方的だったけど、約束させられてた・・・。

周囲の女子がおしゃべりしていることを統合してみると、
どうやら調理実習が今日あったらしい。
そこから推測される結論は・・・。

「だ・・・だいじょうぶ!
 まだ食べられる・・・よ?」
それしか言えないだろ、この状況下では・・・。
女を泣かせるのは性に合わん。

「ほんと?」
K子が何やら持っている。
何が出てくるんだ?

「ほ・・・ほんと、ほんと・・・。
 大丈夫だから・・・たぶん・・・。」
くそ~この際、道連れがいるな・・・。

「な?Y君。
 俺たち、まだまだ大丈夫だよな?
 まだまだ食えるよな?」
ともかく腹を一つ確保する・・・。
悪いな・・・Y・・・。

「そう?
 これ、私が作ったんだよ。
 ぜ~んぶ、食べてね~?」
出されたのは『だし巻き卵』だ。
しかもタッパーに一杯・・・。
そういう事だったか~。
モルモットか俺は・・・。

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