回転!揺りイス固め 外伝

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2009-10-16 13:31

船木誠勝

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船木誠勝

このイラストが添付された日記

2009-10-16 13:33

10.15全日本プロレス下関大会

(09年10月15日.海峡メッセ下関展示見本市市場)
試合開始18:30観衆1200人(満員)
 
 12日からの体調不良は今日も続き、午前中までは爆睡。
午後からぼちぼち起きて、16時半になんとか家を出発。
久しぶりの運転だったので、こわごわ行った。 

 17時過ぎに、シーモール到着。
海峡メッセでは駐車料金が発生するので、何か買い物が
あれば、17時以降1000円以上買い物すれば、
閉店まで駐められるシーモールを利用するのが、
通常の地元での観戦パターン。

 カレー中盛りを食べて、結構腹一杯に
なると、汗が出てきた。 
そのままいてもしょうがないので、ちょっと早いけど、
海峡メッセに向かう。到着してみると、珍しくダフ屋がいる。
この時代に珍しいなあ...と思いつつ、素通り。
そのまま会場内をプラプラしていたら、
ジョー.ドーリングとばったり鉢合わせ。
びっくりした!
そのままエレベーターで上階に消えていったが、
景色を眺めにでもいったんだろうか?

 早々に開場したので、そのまま入場したら、
なんと臨席の人と同着。
まだそんなに人がいない中での2ショットは
結構気まずかった。なので、プラプラと写真撮影。
黒づくめのその人は、見かけちょい怖かったけど、
試合が始まると、結構喜んでプロレスを見ていた。
この席だとたぶんロッピーでチケット買った人なんだろう。
観戦初心者っぽかった。

 けど、こういう層がもっとチケット買ってくれないと、
地方大会は成り立たない。ある意味貴重なお客なのだ。

 会場内では、おそらくテーマ曲マニアの木原
リングアナが作ったらしい選曲が流されていたが、
なぜかほとんどが全女の選手のものばかり。
クラッシュとか極悪に混じって、「軍馬のテーマ」
(アニメ「F」のサントラより、山田敏代のテーマ)まで
入っていたのにはびっくり。元.全女の村山レフェリー
経由で手に入れたのかな?


 第一試合前に小島のテーマと共にF4入場。
大和がマイクを持って自己紹介。
TAKAがいなくなっても、こうしてマイクでしゃべりが
出来る選手をちゃんと養成しているのが、
いかにも武藤全日本らしい。
そこへわってはいる形で、ブゥードゥー.マーダース(VM)
が登場。今夜のねらいを簡単に説明。
カズ.ハヤシのもつ世界ジュニアをつけねらう、
ヘイトの前哨戦があるらしい。
 一見するとF4とは関係なさそうだけど、セミで何か仕掛けてくるのか?


◆第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
近藤修司 .征矢学 ×対 ○ 河野真幸. スペル・クレイジー
11分42秒
ダイビングニードロップ→片エビ固め

 出戻りの河野を以前見たのは、まだ練習生時代。
それから格闘技に転向したので、純プロレスをしているのは
はじめて見た。体の大きさを生かしたダイナミックな攻撃が映えた。
一方の近藤組は小さいけれど、パワーファイターといった感じ。
征矢は意外と力自慢みたい。出自(ドラディション)を考え
なければ、これが持ち味なんだろう。
スペル.クレージーは久々見たけど、どこへ出ても
いい仕事をする。

 この試合の中盤で、メディコさん到着。
飲み会をこの後に控えた観戦だったようだ。

◆第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
諏訪魔 ○ 対 × 真田聖也
12分51秒
ラストライド→体固め

諏訪魔って、VM出てから、立ち位置をどこにおいて
いるのか、はっきりしない。このままだと仕事の出来る
中堅といった感じで埋没しちゃうんじゃなかろうか。
若手の突き上げも結構激しくなってきた武藤全日本に
あって、試合に出られるかどうかのすれすれじゃない
かな。この日見て感じたことだけど、とにかく中堅選手が
余っている。それも仕事の出来る人が大量に出られない
という現象が起きている。

 試合は諏訪魔の貫禄勝ちといったところだけど、
この辺でうろうろしていないで、もう一押ししないと、
浜とか河野とかとの競争に勝てないかも。

◆第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
大和ヒロシ × 対  ○ 鈴木みのる
9分06秒
ゴッチ式パイルドライバー→体固め

 鈴木みのるのシングルを見たのはいつ以来だろう?
たぶんパンクラス初期以来かも。
シングルということもあって、パンチ.キック.関節技
(藤原組長得意の腹固めまで出してきた。これもずいぶん
見ていない技だなあ...なかなか使い手がいないからなあ...)
を織り込んだUスタイルを主体に試合を組み立てていた。
地方大会の中締めにみのるが出てくるなんて、
ある意味贅沢ではある。
じっくりとしたプロレスが見られたのは幸い。
大和も若手ながら、よくみのるのムーブについて行ったと思う。
この辺はカズの指導のたまものなんだろう。
ただしゃべりが出来るだけというんではなかったので、
見ていて飽きなかった。

 若手養成マッチは、当然みのるの貫禄勝ち。
これもいつ以来だか、ゴッチ式パイルドライバーで締め。
人あまりな中で、シングル2試合が見られたのは、
ある意味運が良かったかも。

 ここで、休憩。
売店にはさきほど試合を終えたばかりの鈴木みのるが、
サイン会。「世界一性格の悪い男」のキャラにしては、
ものすごく丁寧な応対をしていた。
あれって、キャラ的にはアリなんだろうか?

◆第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
西村修.カズ・ハヤシ ○.浜亮太  対 TARU.× ヘイト. 稔

15分28秒
巻き固め

 休憩あけは早々に神戸の前哨戦。
注目は当然ヘイトとカズの絡みになるわけだが、
マイクで悪態付いたヘイトが襲いかかると、
VMが一斉になだれ込んで、場外戦。
しかし、乱闘らしい乱闘は少なく、浜や西村、TARUにも
見せ場があって、それなりにおもしろい試合になっていた。
ただ、なぜ稔がVMに加入しているのか、意味が
わからなかった。ジュニアとしてより、中堅の使われ方
だよなあ、これでは。

 全日本だとジュニア戦線が活気づくという感じはないし。
まあ、今回は締めに世界ジュニア戦をもってきているから、
そこそこ意味があるんだろうけど、正直このまま
埋もれる危険性大かな。いい仕事の出来る中堅で
終わってほしくない人材だが...

 試合は、もうちょっと見たかったなあと言うところで、
終わってしまった。この抗争はトゥ.ビー.コンテニュード
ってところなのか...

◆第5試合 タッグマッチ 30分1本試合
小島聡 ○.ゾディアック 対 ジョー・ドーリング.× 歳三

18分15秒
ラリアット→体固め

 F4対VMのセミ。
この試合からメディコさんに誘われて、東側に移る。
三冠王小島率いるF4は正統派ベビー軍団といった感じ。
でもこの二人、こないだ来たときはVMだったんだよなあ...
小島はともかく、ゾディアックの変貌ぶりにはびっくり。
ドーリングはヒール向きじゃないような気がした。
なんかとってつけた感じがあって、根っこがヒールになり
きれていない感じ。歳三も、マスクかぶっているけど、
やっている事は同じだし。

 一方の小島はもうさっそく三冠王者の貫禄が出ている。
技の仕掛けにも、試合の流れにも、新日本時代には
なかった「間」があって、それを生かしていたし、
全日本に来て本当に変わった選手というか、
なんというか...^^
使っている技とかそんなに変わっていないんだけど、
見せ方が本当にうまくなったと思う。
VMの介入もありつつの、試合はこの日一番の盛り上がりで、
小島組の勝ち。

 会場では武藤がいなくても、たぶん大丈夫なように、
次第に大事な部分を小島に任せる体制に移行させつつ
あるのかもしれない。

◆第6試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負
武藤敬司.船木誠勝 ○.KAI 対 高山善廣.× MAZADA.FUJITA

13分31秒
バックドロップ→体固め

 船木はだいぶんプロレスの興業になじんだ感じがした。
久しぶりのプロレスなのに、生き生きしていたし。
ドロップキックの打点も若手時代と変わらずフォーム
が綺麗。一方でU以来培ってきた関節技やキックも披露。
チキンウイング.フェースロックなんて久々見た。
もう死んだ技に近いものを引っ張り出してきたあたりが、
船木なりのこだわりかな。
ここまでできれば及第点でしょう。
メインイベンターとしては上等だと思う。
欲を言えば、高山との絡みがもう少し見たかった。
だいたい地方大会だと全日のメインは20分近くやるんだけど、
今回は会場賃貸料を安くしようとしたのか?
武藤社長大車輪の活躍で、若手にもたいした見せ場は
作らずに、メインイベンター同士の名刺交換代わりの試合に
してしまった。まあ、それでもこれだけのメンツがそろえば、
それなりに形にはなるので、全然問題なかったけど。

 全体的に見ると、良くも悪くも武藤全日本の地方興行らしい
大会だった。会場の入りは非常に寂しいものがあったけど
(主催者発表の2割の入りといった方が正解。招待客
差し引けば、もっと少ないだろう。)、それなりに盛り上がったし。
選手層を考えれば、全試合タッグでもよかったのに、
シングルマッチ2試合も見られたし。
まあ、満足のいく大会だったと思う。

 この後飲み会のメディコさんとは、会場でお別れ。
そのまま、家に帰ったら9時半前には到着してしまった。
おかげで観戦記を書き上げられた。