2009-11-30 12:43プロレスリングノア.09.11.22下関大会観戦記
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プロレスリングノア.09.11.22下関大会観戦記
(Winter Navig’09第3戦
於.海峡メッセ下関展示見本市市場 17時開始)
いや、この日の冷え込みは半端じゃなかった。
早朝4時に目が覚めたら気温12度...
ついこの間まで20度近くあったのに、
本当に風邪引くかと思った。体調は最悪だったが、
鍼治療でどうにか持ち直したので、予定通り
午後から、途中母の入院先によって、
そのまま会場へ。買い物する暇がなかったので、
今回は珍しくメッセに駐めた。
だいたいここはタワーの客はただにするくせに
見本市市場の客は規定の料金を取る。
スターレーンだって半券見せれば安くなるのに、
もう少しなんとかならんものか...
とりあえず駐められたので、そのまま階下に
降りて会場入り。先にメディコさんが
いらっしゃっていたので、挨拶といろいろな
雑感を話し合う。あっという間に時間が過ぎて、
会場にいらっしゃっている、アメブロで知人に
なった桃さんを探そうとしたのだが、
試合が始まるというのであわてて席に戻った。
第一試合 ○田上.小川 対 ●青木.谷口
試合前に秋山が「体調不良」の為欠場という
アナウンスが...おいおい、じゃあ小橋は
どうなんだよ。体調不良どころじゃないぞ。
のっけからトーンダウンしてしまった。
そして試合。
何というか、こういうのベテランが
やっていいの?普通もう少し若手を立てた
試合すればいいのに、メインからいきなり
第一試合になったからか?田上の社長
プロレスが全開。小川も先輩プロレスで、
とりあえず技は受けるけど、いいところは
みんな自分たちが持って行ってしまっている。
こういうの、いいのかなあ...
リング上ではものすごく愛想が良くて、
トラースキックまで披露した田上社長
だったけど、帰りの出待ちのファンを
押しのけるように脱兎のごとくバスに
消えていった、あれはどうかと思うぞ。
小川の愛想がないのは、今に始まった事
じゃないけど...リング上より動きが
速かった^^
第二試合 ○相島 対 ●伊藤
なんと外様の相島がこの日唯一のシングル
を任された。考えてみれば相島もキャリアは
とっくに10年以上超えている、いつの間
にかベテラン選手になってしまった。
地方のインディーを渡り歩いて、たまに
メジャーに顔出してのこの年数は重みがある。
まあ切符売って歩ける人材だから、あげて
もらっている...といったらそれまでだけど、
ちゃんと技は受けるしね。伊藤のいいところも
引き出していた。剛の相島、柔の伊藤という
感じでキャラ別けもはっきりしていたし、
見応えはあった試合だった。
しかも相島が勝っちゃったし^^
うーんテレビがついている頃にノアに上がって
ほしかったなあ...
一応G+でやってはいるけど...
第三試合 ●金丸.平柳 対 ○石森.リッキー
この試合は、金丸組の急襲で試合開始。
あれまくりかと思いきや、意外とのっけから
きちんとした技の応酬。この辺はノアのジュニア
らしいというか、前半戦の締めとしてはいい感じ
の試合だった。平柳もキャラにない空中戦で
一歩も引かなかったし、石森組をたてつつ、
金丸が引っ張るという感じの試合だった。
北側前席にはちょっとイタい感じの石森ファン
が手描きのボードで熱烈応援していたけど^^
あと、対角線でやたらフラッシュたくやつ
がいて、肝心なところが光でいっぱいに
なってしまうことがたびたびあった。
マスコミの分は仕方ないとしても、ストロボ
たいたら逆に写りにくいと思うんだけど...
じゃまだった。
試合は期待通りの盛り上がりで石森組が
勝ったけど、リング上は金丸組が占拠。
どっちが勝ったのかわからない試合だった。
ここで休憩。なんと10分しかない。
大急ぎで北側席へ向かうも、桃さん
らしい人物がいらっしゃらない。
ケータイでメールしたら、エラーが出て
戻って来ちゃったし...
しょうがないので売店でサインしている
健介の写真を撮りまくってたら、あっという
間に休憩時間は終了してしまった...
第四試合 ○斉藤.潮崎 対 ●エドワース.ヒーロー
潮崎が去年見たときより一回り
でかくなっていたのでびっくりした。
GHC取ったって聞いたときは「まだ
時期尚早では?」と思っていたけど、
とんでもない間違いだった。
いや、立場は人を作ると言うけど、
社長になった田上とは違う意味で^^
潮崎は変わっていた。斉藤にリード
されつつも、場外戦で「下関行くぞーっ」と
声を出してみたり、一発一発の技に
重量感も生まれていて、見ていて
頼もしかった。これなら近い将来ノアの
一枚看板になれる日もそう遠くはないだろう。
試合後のファンサービスも実に丁寧で、
エースとしての自覚も十分あったし、
これで名前の通ったフィニッシュホールド
さえものに出来れば、間違いなく政権を
任せられる人材だ。
いや、故.三沢社長はいい才能を育てていたね。
これは大事にしないといかんですよ。
タッパもあるし、スタイルもいい。
マスクも整っているし、どの支持層からも
受け入れられるだけの器を持っていると見た。
将来が楽しみである。
第五試合 ●健介.森嶋.宮原 対 ○力皇.ヨネ.鼓太郎
こちらは、その潮崎に抜き去られた
元?エース候補同士の一戦。今まで散々
チャンスに恵まれながら、ことごとくそれを
つぶしてきた感のある森嶋と、人の良さがリング上
にまで出てしまっている力皇との対決は、
さすが大型同士ということもあって見応え
十分なのだが、いかんせん目立っていたのは
健介。とにかくあの小さい体で誰よりも技を
受けまくって、誰よりも声が出ていて、
ベテランなのに誰よりもはつらつとした
ファイトぶり。珍しく監獄固めまで披露して
くれるサービスぶりで、しかもリングを
降りればあの通りのいい人。もう少し森嶋と
力皇の対決が自然と観客にもフィーチャー
されるような試合運びをしないと、外様の健介
にみんな持って行かれてしまうぞ。
まあ、力皇にはその危機感があったんだろう。
珍しくマイクを持って、GHCタッグに挑戦表明。
これを健介が受けた事で、たぶんGHCタッグが、
最終戦あたりで組まれるんだろう。
ヒール色を強く打ち出している力皇に比べると、
森嶋はもっと健介から学ぶことは多いと思う。
彼らがいる内に、逆に彼らを食ってしまう
くらいでないと、再浮上は難しいかもしれない。
悪い意味でセミファイナルの人達になりつつ
ある二人に期待するからこそ、あえて苦言を
呈してみた。森嶋もマイクで下関にアピール
していたのは潮崎と同様だったけど、
ウケが違っていたと思う。それがすべて
じゃないかな...
第六試合 ○小橋.バイソン 対 ●杉浦.佐野
佐野のメインというのは、少なくとも
生で見た限り記憶にない。長いこと見ているけど
たぶんはじめてかもしれない。かなり貴重な
マッチメークになった。入場は一人一人の
テーマで入ってきて、鼓太郎同様?小橋にも
のぼりが。「グラウンドソード」のピアノの
旋律と共に大「小橋」コール。やはり今ノアを
任せられるのは名実共にこの人しかいない
というのが実情なんだろう。
正直観客の入りは、全日より少なかった
(半スペースでかなり空席が目立った)けど、
盛り上がりはこの日一番の大歓声。
やはり、役者が違う。そして小橋ワールド全開!
他団体要員で名を売っている杉浦がもっと
前に出てくるかと思いきや、意外とヒール色
強めの、小橋たてーの、な試合をしていた。
もう少し自己主張しても良かったと思う
んだけど...佐野は相変わらず控えめ
ながら、ところどころで自己主張はしていた。
まあ、この人はメインに出ても、第一試合に
出ても同じ感覚で試合をしている人だから、
良くも悪くもマイペース。
試合は、佐野が取られるとの予想を覆して、
杉浦が負けてしまった。この人をこういう
風にしか使えないのが、今のノアの実情
なんだなあ...と思うと、ちょっと
寂しかったけど、まあ会場が盛り上がったし、
全体的な締めとしてはとりあえず理想型
だったので、良しとしておこう。
試合終了はなんと7時10分過ぎ。
10分の休憩引くと、ジャスト2時間。
中堅選手の大半が試合に出ていなくて
(帯同していたのは志賀だけ)、6試合。
しかし、入場料設定は今までと変わらない
んじゃ筋が通らんだろう。まあ、会場費を
浮かせたいとかいろいろ工夫しないと
厳しいというのはわかるんだけど...
まあ、出待ちするだけの余裕があったし、
いい方に取れば、選手と生で接する時間が
長くもてたというのは、地方ならではの、
のどかさでもあったし。大半の選手は
足を止めて、記念撮影やサインに応じて
くれた。サインをいただいたのは、
潮崎、健介、バイソン、力皇、小橋の
5人。あいにくバッテリーがいっぱいで
記念写真はメディコさんにとってもらった
が、2年越しに小橋との2ショットも
実現したし、握手もしてもらったし^^
まあ、最後に至れり尽くせりで終われたので
よしとしておこう。しかし本当に小橋は
若い頃から今まで終始一貫して姿勢が
変わっていない人だ。本当に凄いと思う。
ファンへの接し方も全く変わっていない。
小川もそうだけど^^こっちは悪い意味でね^^
いや、最初からサインもらうつもりも
なかったけど^^
しかし、田上社長の逃げ足の速さだけは
どうにかならなかったかなあ...
リング上とリング下で態度の違う選手は
ファンから好かれなくなりますよ、社長!