「愛用」のシャーペンが、先月
「他界」した。
「たかが、シャーペン?」
と笑ったやつ。
モノにはすべて魂があるのだ。
このシャーペンにだってそうである。
私はそう信じて使い続けてきた。
大学時代からずっと今まで!
そう、数多いマンガやイラスト、学校に提出する
論文まですべてこいつと共にやってきた。
いわば「戦友」である。
長年、手荒く扱ってきても、文句一つ
いわず(当たり前だ?黙って聞いてろ)
こんな持ち主についてきてくれた。
晩年は、よく芯を詰まらせていたけど、
あれが、末期の知らせだったのかもしれない。
伸びきったバネはもう元には戻らない。
修理するんなら、絶対買う方が安い。
が、第一どこも修理なんかしてくれないだろう。
だから、このまま持っておく事にした。
戦友の亡骸は、今もパソの横にいる。
2代目を託したのは、いつもリリーフで登板していた、
これまた古いシャーペン。
しばらくは、こいつと鉛筆との併用で
やっていくと思う。
本当に長い間ありがとう。
さようなら...安らかに....