絵の練習日記

こっそり絵の練習をしている日記。他雑記等も放り込んでます。

新着日記一覧

06月05日
21:01

CLIP STUDIO PAINT用の素材を1点、公式サポートサイト『CLIP』にて配布しました。サブビューウィンドウに表示して使う、作り置きの中間色パレットみたいなものです。よろしければお試し下さい。(無料です)

http://www.clip-studio.com/clip_site/material/search/deta...



それから、CLIP STUDIO PAINTとIllust Studio、iPadを使って、グレースケールで絵を描き着色する「グリザイユ技法」で絵を描いてみたので、その製作過程をPixivに投稿しました。Chixiだと複数ページ画像の投稿ができないのが辛いですね…。Illust Studio+iPad部分は、Photoshopでも代替可能です。
 『コイツはこんなふーに絵を描いて(仕上げて)いるのか~』位の参考になる……かもしれません。頑張って書いたので、よろしければご覧頂けたら嬉しいです。(もっといい方法とかアドバイスあれば教えてください!)

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust...

05月31日
23:39

Pixivでマイピクさんが「グリザイユ画法」なるものをやっていて、面白そうだったので私もやってみました。ちょうど、発売されたばかりのCLIP STUDIO PAINT PROのテストも兼ねています。(イラスタユーザーだったので無料DLなので即DLしてきました)

【グリザイユ画法】
絵を陰影(グレースケール)だけで描き、その上から色を着色する画法。
CGだと「カラー」や「オーバーレイ」を使うことで鮮やかな色合いも表現できる。
グレースケールで元絵を描くので、物の形と陰影に集中して描画でき、ペン入れやパーツ分けも不要、というスグレモノ。

http://oekakigakusyuu.blog97.fc2.com/blog-entry-362.html


■というわけで、まずはグレースケール絵を描き始めました。■
小さい絵:
 下絵を描いてグレースケールで大雑把に塗ったところ。形が複雑だったので、本体・翼・蛇体に分けて塗っておきました。そしてそれぞれ、複製した線画と統合。最初の段階です。

大きい絵:
 本体まで白黒画を完成させたところ。下絵の線をゴリゴリ塗り潰しながら整えていくのは楽しかった…。ペン入れとかパーツ分けとか絶対したくなかったんで…。他のパーツは「レイヤーカラー」で色を変えて、見やすくしてあります。
 TabMate-Controllerを持っていたので使用したのですが、CLIP STUDIOになって、ボタンのカスタマイズ可能になったおかげで、あんまり役に立たないWiiヌンチャクから、おそろしく使えるデバイスに変身してた…。実際、「JoyToKey」という無料で使えるシェアウェアを使えばどのソフトにでもボタンカスタマイズできるので、PhotoshopやArtRageでも使ってたんですけれども。

▽TabMate-Controllerの割り当て例
通常モード:そのまま
スティック押し込みモード:
スティック→上下でズームイン/アウト・左右で回転
左ボタン→ツールのサイズを小さく
右ボタン→ツールのサイズを大きく
前面ボタン上→描画色と非選択色を切り替え
前面ボタン下→描画色と透明色を切り替え
背面ボタン→取り消し
------------------------------

 これで描画色・非選択色を黒と白にしておけば、恐ろしい効率でグレースケール画が描ける。油彩ツールを使いましたが、初期設定で非常に混色の具合が良いので、黒白切り替えながら混ぜ塗りしていくだけで、スポイトで中間色を拾う必要は全くありませんでした。快適すぎて気持ちいい。

という訳で、快適に翼・蛇体も仕上げて、カラーを試していこうと思います。

※絵の内容は、今描いているギャグマンガの告知絵なので、気にしないで下さい。

04月15日
01:21

先日の日記でアナログ水彩っぽいソフトを探し始めたと描きましたが、あっさり決着しました。アナログ画材再現に特化したペイントソフト、「ArtRage」です。

パソコン版「ArtRage3」とiPad版「ArtRage」がありますが、両方揃えました。
PCとiPadで同一拡張子であり、iPad内のファイルはエクスポートしなくてもそのままアプリ領域に保存されているので、パソコンとUSB接続するだけで行ったり来たりできます。PC版からpsdに書き出し、読み込みが可能なので、“レイヤーを保ったままiPad→PCの他ソフトで編集→iPadで続き”というワークフローが可能です。“iPad→PCの他ソフト”まではできても、またiPadに戻せるソフトは他に無いんじゃないかな…。(もしかしたらAutodesk SketchBook Proが可能かもしれません)

で、何で「ArtRage」なのかというと、とりあえず、これを見てくれ。(日記添付の画像:大)
iPadの「ArtRage」だけで塗りました。完全デジタルですよ?

まあ、とにかく、水彩の滲み感が素晴らしい。水分量を多めで描いている時に、筆跡に沿ってリアルタイムに絵の具の粒子(濃度)が引っ張られたり溜まる様子が、「そうだよ!これが水彩絵の具の塗りってもんだよ!」と感動する程。なので当然、完成した絵も、絵の具の滲みというか、濃淡が非常にリアルです。レイヤーを変えて乾いた状態で塗り重ねても、それもまたリアルですね。
「ArtRage」の本領は油彩なのだそうですが、水彩のレベルも非常に高い、と思いました。

試してみて「これに勝るのはPainterだけだろう」と思い、またWEB上で色々な方のレビューも調べましたが、実際Painterともかなり甲乙付けがたい様子。(水彩のアナログ感再現に限ります)
で、実物を家電量販店で両方試してみたのですが…

【比較】
「ArtRage3」(PC版)9000円 (iPad版は450円)
「Painter12」38000円 (優待版で)

で、使ってみたところ、
「ArtRage3」「ArtRage(iPad)」→説明書見る必要が無いほど使い方が明快。
「Painter12」→UIが複雑な上、プリセットでは水彩感がイマイチ。徹底して柔軟なカスタマイズ性により真価を発揮するタイプ。


Painterが凄いのはわかってます。が、真価を発揮させるまでに慣れと覚えることが膨大にあるのは……。アナログ水彩の質感で基本の塗りさえできれば良く、その先はIllust StudioやPhotoshopでやるので。「ArtRage」でもレイヤーを保持してそれらのソフトと行き来でき、更にiPadとも行き来できるので、「ArtRage」にしました。値段もお手頃だし。

で、まずはiPad版で塗ってみたものです。シンプルなソフトなんですが、レイヤーの合成モードが20種類以上あり、ブラシ設定に水分量やにじみ(混色)設定の他、『筆を洗うか』設定等があり、絵の具を混ぜて汚れた筆のまま描いていく、ということができます。なので、できる色合いが非常にアナログ的。

絵の金線の部分は、レイヤーを「覆い焼き(リニア)」にして、フェルトペンで描きました。これはコピック的なツールです。

まあ、すごくアナログ感たっぷりで、描いていて純粋に楽しいソフトです。体験版だけでも試す価値はあると思います。


添付2枚目の小さい方の画像は、iPadの「PhotoEffectStudio」(PEStudio)という写真加工アプリ(無料)でちょっと色合いなどを変えてみたものです。絵本風のイラストを目指してみたんですが、なかなか味わいが出たかな、と。

そういう訳で、「ArtRage」が水彩塗りの主力になりそうです。iPad版は450円ですから、iPadをお持ちの方は是非。

04月04日
00:17

色々やってたんで放置してました。すみません。

現在、透明水彩がリアルに塗れるソフトを探し中。
painterとかまで範疇で広く探してみるつもりです。

とりあえず、水彩でざざっと塗れる様なラフな線画を描きました。(イラスト小)
これから、これに色々なソフトで水彩風に色づけしてみ、検討することにします。
線画はClip Paint Lab0.8.2。鉛筆ツールの滑らかさは異常ですね。
あと、本来、獣絵描きだという事を忘れそうだったんで、獣人にしました。
鷲はとにかく茶色だから塗りやすくていいね!


■検証1:Clip Paint Lab 0.8.2 (大きいイラスト)

とりあえず、Clip Paint Labの水彩ツール。
下地混色をかけたカスタム透明水彩ツールと、
ふき取りに「にじみ縁水彩」を使いました。
全部1レイヤー+ホワイト1レイヤーのみ。
テクスチャでかなりそれっぽくごまかしてますが、
乾燥とにじみのリアル感はあんましです。
製品版(Clip Studio)になって機能制限がなくなれば
仕上げまで一つで済む点では便利なんですが…。

つれづれやってきます。

02月27日
22:07

 紆余曲折あったのですが、とうとうGALAXY Tabじゃ無理じゃあああ!、とお絵描き用具としての限界を感じ、iPad2に乗り換えてしまいました。Tabは普通サイズのスマホになって、そこから電波飛ばして(テザリング)iPadをつなげてます。……要するに、別途回線契約する必要がなくなったと知って買い換えた訳ですが。

 で、感想。……同じ値段の同じアプリのandroid版からiPad版に変えたら、レイヤーが4倍増えて、筆圧感知が可能になり、変形機能が色々ついた挙句、公式サイトから追加ブラシが50種類DLできて、カクカクだった描き味が超なめらかになった……。……なった……。(涙

 で、まあ、外出先でも快適にお絵描きや練習できて、それを家のPCで追加作業・仕上げ、とシームレスにするにはどうすればいいかな~、と色々アプリやその連携を模索してみました。自分的には今のところこれが確実。

■iPad側
【お絵描きアプリ】
AUTODESK SKETCHBOOK PRO (\450)
Procreate (\85)
【その他】
連携用:EVERNOTE
連携用:iTunes
漫画ネーム用:GoodNotes(無料版を使用中)
ネーム閲覧:iBooks
スタイラス:Touch Wand(Dタイプ)
■PC側
Adobe Reader X(PDF閲覧ソフトなら何でもいい)
psdが開ける好きなCGソフト


 絵に関しては、AUTODESK SKETCHBOOK PROが問答無用で最高性能なので中心的に使用。androidでもそうだったけれど、線の滑らかさが素晴らしい上に、なんか、やたら高機能です。ブラシのプリセット数・カスタマイズ項目の多さ・細かさはもちろん、レイヤーに画像取り込み可能なのでPCで描いた下絵や線画をpng形式でEvernoteにでも放り込んでおけば、続きをできます。また、レイヤーを保持してpsd形式で書き出せるため、これである程度塗り込んだらPCに戻って仕上げがスムーズにできます。

 Procreateはどちらかと言うと塗りに強いペイントソフト。文字入れやレイヤー変形等はSKETCHBOOK程の機能はありませんが、自分でブラシ先が作れたり下地混色ができたりと、味のある塗りができます。こちらもiTunes経由ですがpsd書き出しができるので、PCで仕上げが可能です。(※PCとiPadをiTunesで同期し、Appタブ内の「ファイル共有」でprocreateを選択するとpsdを取り出せます)

 PC→iPadはレイヤー構造を維持したままの移動方法が今のところ見つかりませんので、iPadではラフ・下絵・線画・ある程度の塗り、PCで仕上げ、と分業した方が良さそうです。

【漫画の場合】
 iPadでネーム、ラフを行うことを中心に考えます。WEB漫画とかなら何も考えずiPadで線画や塗りまでやっちゃっていいと思いますが。(その場合は絵と一緒)

 ネームを考えるにあたって、連続したページが一覧でき、方眼紙または漫画原稿用紙の枠線の用紙にラフに手描きができ、文字も多少入れられる、というアプリを探しました。その結果、手描きノートアプリの「GoodNotes」が一番良さそうでした。PDFのページ一覧で閲覧性がいいのと、自作テンプレを作れるので漫画原稿用紙の枠線も作れます。手書きペンでザクザクとネームを描いて、文字を入れて大きさを見れます。残念ながら縦書きテキストには対応していないので、文字は大きさを見る程度になりますが…。

 で、PDFで書き出すと、iPadのデフォルトの電子ブックアプリ「iBooks」でページをめくるように閲覧したり、大き目のサムネイルで一覧表示できます。

 後はEvernoteとかに放り込んでPCで開き、Adobe Readerならスナップショット機能で1ページ分の画像をクリップボードに取り込めるので、好きな画像ソフトで「クリップボードから新規作成」かページを作って貼り付けで下描きにできます。

【タッチペン】
 最後に、スタイラス(タッチペン)ですが、「Touch Wand」という柔かい金属繊維の丸筆みたいなのを使っています。androidで散々探した折、一番良かったスタイラスなのですが、iPadでも相変わらず快適です。他には「スマートペン」というスタイラスも評判が良いようです。タブレットでのお絵描きはスタイラスが命なので、使い易いのが見つかるまで頑張るしか。



 以上、長くなりましたが、iPadを入手してみての、お絵描きフローでした。

 なお、添付の画像はiPadのみで作成。下描き、線画、文字入れ⇒AUTODESK SKETCHBOOK PRO、塗り⇒Procreate です。……来月死ねるタスケテ……。

02月21日
00:09

何枚か絵を完成させたので、TINAMIやPixivに放り込んでました。

主に、格ゲーの動画・画面見ながらモーションを模写して練習してたんですが、鉛筆画をちょっと加工して見栄え良くする方法を模索したり、それを講座にして投下したり、KOF11のカッコイイ爺様・オズワルド氏のモーション模写をしたのでその方法で加工して投下したりしてました。


で、今日の練習は、またしても冥王で。この人、スタイル良すぎて描き辛いんだよ!!!

いつのモーションかといいますと、地上で技を出した後にスッと後退する瞬間のモーションです。1秒もないモーションなのに、翼のねじれ角度がちょうどこの曲線で。絶妙……ちゅうか、往時のCAPCOMの本気を見せ付けられました。

「ヴァンパイアのドット絵は、今のグラフィック屋がやろうとしたら発狂する」という話を聞いたことがありましたが、マジですね。フレームが細かすぎて、おまけにドット絵の使いまわしが少なくて、一時停止ボタン押す度に『えぇえ、こんな動きあった!?』という発見だらけ。…にしても、本気でジェダ難しい。異形なのにポーズ決まり過ぎてて難しい。カッコイイというよりは、綺麗なシルエットなんですが。にしても、永野護の気持ちが判ってきたぞ。細ウエスト・針金脚・足首フェチ。……ゴメン、リリスより多分スタイルが…(死



 これも、先日開発した『鉛筆画を版画っぽく簡易加工法@Photoshop』で加工しました。元絵はただのシャーペン画です。一手間で簡単にこんな感じの絵に加工できるので、良ければ試してみてください。

『鉛筆画を版画調に加工@Photoshop【簡単講座】』
http://www.tinami.com/view/380242

その加工例 (オズワルドのポーズ模写集【鉛筆画加工例】)
http://www.tinami.com/view/380245

02月17日
00:18

 久々にデッサン練習。トレスはひとまずやめてみて、見て描くことにしました。KOF11のオズワルドさん。格ゲーは上手い人がやってるのを見るだけで楽しいので好きですが、モーションがダイナミックでカッコイイので、絵の練習になりますね。

CPLお試し絵は完成しました。製作過程は余裕があったら。
http://www.tinami.com/view/378494

02月11日
23:01

 ひたすら素材を作ってー、解説作ってー、とかしてました。何よりも、それらを総結集した「使用例絵」もとい「全ての苦労はコレを描きたかったァ―――!」絵の作成。フフフ…そう、これを描きたかった。

 ジェダが地味なのがね、不思議だったんですよ。まあ、格ゲー的には、1人だけ浮きすぎた格好にはできんだろうし、ドット絵技術の問題で装飾過多にはできんかったんだろうと判りますけどね。ベリオールに並ぶ3王の1人で、ベリオールの領土内に領土を持つ=ベリオールの家臣相当に過ぎないデミトリとか(能力の話ではなく地位の話ね)、それ以下(貴族でない)の他のダークストーカー達と、そう変わらない格好してるのが。言うなれば、国王が、裕福とはいえその辺の商人と大差ない衣装をしてる訳ですよ。近世以前のヨーロッパ的な世界で。

 で、考えた。「復活したばかりで、肉体は最低限の魔力で構成した仮初のものに過ぎない」という話だから、性格的にもあんまり権力誇示とかこだわらないタイプだし、外見に余分な魔力を割かなかったんじゃないかと。……でも、本来、一般的?ファンタジーが準拠する中近世ヨーロッパの世界では、衣装は「自分が何者であるか」を示す非常に重要な指標であったわけで。「冥王」「救済者」といった宗教的概念が色濃い存在ならば、シンボリックな衣装というのは重要なわけです。

――と、まあ、ここまでが持論で。「復活したばっかで、魔力不足で地味なんじゃしょうがないな。じゃあ、消滅する前のバリバリの魔界三大貴族時代は、ちゃんとシンボリックで王らしい格好してたんだろうなあ。」と思ったので、というか、俺的に「冥王」言われて納得できる格好のジェダを見たかったので(←本音) 描いてみました。(今日の絵)

 まあ、生前は基本、でかいドラゴン姿だったらしいので、その頃にたまに人間型の姿をとった時の絵(想像図)
、になりますが。ベースは復活後(ゲーム内)のジェダの格好に+装飾+肩からかけた帯と、被り物(被り物は貴族の基本!)。 肩掛け帯は教会の司教様とかがかけている帯から。山羊の頭蓋骨の被り物は、アンチメシアという点からあえて悪魔的なものということで。(ついでに、セイヴァーのシステムグラフィックやジェダの言葉が、とこどこフリーメイソン的なので、魔術的なものを)

 絵の文字はラテン語で、肩掛け帯が「Vulnevant omnes, ultima necat.(皆傷つき、やがては死す)」、裾が「Mement Mori.(汝死すべき存在と知れ)」「Cognoscete ipsum.(汝死すべき存在と知れ)」、左上が「Non timere.(おそれることはない) Ego sum primus, et novissimus.(私は最初であり 最後である)」――ラスボス登場時の特殊イントロセリフですね。

 さて。素材は大体揃ったから、マンガでも描き始めましょうかねぇ…。いや、まだプロットとか全然考えてないんですけどね。

02月04日
23:24

 ここのところ、漫画用の3D素材を作って投下していました。もともとComic Studio又はイラストのモデル用にPose Studioでモデルに持たせる小物を作りたくて3Dを始めたのですが。中学時代・代数7点・幾何4点(100点満点で)の俺に、死角はなかった!!! ……葉巻(ただの円柱)で死にかけて、軍帽作ったら本気死んだ。仕事以外で俺に左脳作業やらせないで下さいよ…右脳も怪しいんだから。むしろ爬虫類脳。


 という訳で、「3Dは俺には難し過ぎるよ!」と泣きが入っていた訳ですが。先日、「Sculptris」を触りまして、その余りの直感的モデリングに世界観が変わりまして。「これなら、俺でも3D作れる! むしろ絵描くのと感覚かわんない、楽しい!」と実感したので、コレで作った3Dを漫画用素材にしたら良いんじゃないかと思った訳です。

 とはいえ、「Sculptris」は非商用限定のフリーソフト。機能もクリーチャーか地形特化で、細かい整形ツール等はありません。上位版の「ZBrash」なら粘土細工感覚はそのままに、切ったり張ったり何でもできちゃう最強ソフトなんですが、映画CGでも使われるプロユースなので8万円…。メインは絵や漫画で、その小道具や背景として程度に3Dを使う気の自分には手が出ません。そこで、「Sculptris」や「ZBrash」系列のモデラーで、かつモデリングに多少のクセがあってSculptris系よりは直感的さに欠けるけれど、省ポリゴン(リトポ)機能が非常に強く、かつ3万円弱……という「3D-COAT」を購入しました。“直線的にぶった切る”機能が充実しているので、人工物やメカ系もかなりイケるらしいです。


 そういう訳で、上部の不気味な画像の話になるんですが。この絵はPose Studioのモデル人形に、「3D-COAT」で作った「山羊頭蓋骨のマスク」と「収穫用大鎌(サイス)」を装備させた……図に、ローブを描き足したらくがきです。まあ、こんな感じで使う。Comic Studioで読み込めば、3D素材部分は自動でベクター線とトーンとベタにレンダリングしてくれる機能も使える。ここまで有機的で自分デザインの3Dなら、絵から浮くことも既製品感もない。(完全なるオーダーメイドですョ)

 「3D-COAT」始めて1週間程度ですが、操作に慣れてきたら、絵を描く感覚と地続きで3Dを作っていけるんじゃないかと期待しています。空間や世界観を、3Dも使って舞台化してしまえたら……と考えると、ワクワクするよね。


 なお、なんでこんな不気味なモン作ってんだ、というと、冥王の話がまだ続いていたのでした。死神をだね、いっぱい描くのだよ!

01月30日
23:44

 先日から作っていた「馬骨格描画補助ブラシ」、配布しました。
無料ですので興味があればどうぞ。(んなもんニーズあるのか、という疑問しかありませんが…)

 解説用に、このブラシを使った馬骨格の作画過程も作りました。
面倒い部分、一部だけでもブラシにすると、全然楽ですね。

■DL→ http://www.clip-studio.com/m/1255328
 (イラスタ・コミスタの公式サポートサイト『CLIP』内)